谷 克彦(1937―1985) 東京生まれ。日本における自然塩復活運動の先駆者。著書に『塩―いのちは海から』。人間にとって食は最も大切という桜沢如一氏の「食養」を実践し、塩に関心を持つ。
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1965年 |
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立命館大学理工学部数学物理学科卒業(原子核物理学専攻)
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1971年 |
「塩業近代化臨時措置法」が施行され、「国内天日塩廃止に関する抗議文」が発表される。五万人の署名を集め、国会に請願書を提出。
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1972年 |
「食用塩調査会」発足。国は塩のナトリウム分の純度を高めることに努力してきたが、それは経済的理由だけで、生物による学術的理由はないと考え、調査部長として全国の塩の調査を行う。
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1973年 |
専売塩に「にがり」を加え「特殊用塩」として認可させる。「塩づくりワークキャンプ」を開催、塩の勉強会を行う。
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1975年 |
沖縄読谷村で「タワー式塩田法」の実験、研究を行う。
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1976年 |
伊豆大島に「タワー式製塩試験場」を開設、天日塩作りを試す。
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1979年 |
「日本食用塩研究会」を発足させ、大島研究所長となり、出来た塩は投棄するという条件ながら、研究目的の塩製造許可を取得する。
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1980年 |
会費を払った人に限り、研究目的で作られた「天日塩」を無償で配ることを国に認めさせる。
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