イタリア料理《イルクオーレ》は、白壁とタイルの洋館風の瀟洒な建物、カジュアルでありながらエレガンスな雰囲気が漂う。本場イタリアで修業してきた福永幸雄シェフの「旬を大切に、食べて素直に美味しい料理を心がけている」という料理は定評がある。

表紙は「豚肩ロースのサルティンボッカ」、一口食べたらあまりの美味しさに、口に飛び込んでくるという意味を持つ、実にイタリアらしいユニークなネーミングの料理である。本来は仔牛を使うのだが、今回は、埼玉で特に飼育飼料にこだわった深谷の田部井さんの安心・安全の自然豚を使っている。味わい深い肩ロースを叩き、サルビア(セージ)生ハムを肉に貼り付けてから、小麦粉をまぶし焼き上げ、白ワインを注ぎ、スーゴカルネ(肉のだし汁)を加え、バターで仕上げる。季節の野菜もふんだんに添えられている。

夏バテを防止して元気になっていただけるように仕上げました、と福永シェフ。
《イルクオーレ》さいたま市大宮区北袋町1-148
TEL.048-647-2876