カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2011.11)



◇食から風土までエッセーの内容が豊富で読みごたえがありました。檀太郎さんの「雨乞い」、面白かったです。わが家の小さな小さな畑は気まかせ、お天気まかせ。でも収穫時にはとても幸せな気分になります。
三十数年ぶりに鎌倉を訪れました。昔、銭洗弁天で五円玉を洗い、ずっとお守りにしてきました。今回再びその五円玉を洗い、また財布に納めました。《豊島屋》本店はとても立派な建物になっていました。二階には鳩サブレー誕生の由来がかかげられ、鳩にまつわる置物や文学者の詩や短歌もあり、ゆっくり寛いで見ました。私は訪問先の老舗の本店に行くのが大好きですが、《豊島屋》の堂々とした風格と、広々とした店内はさすが! 鎌倉の素敵な思い出となりました。
福岡市 女性 62歳 主婦

◇「さいじき」、「献立」に載っている季節の句がいつも時季にぴったり合ってじっくり読んでいます。
初めて《聖護院八ッ橋総本店》に行ってきました。綺麗に並べられたお菓子のところに「味の味」も並べられていて、「この冊子ください!」と大きな声で言ったので店員さんもビックリしていました。「味の味」はやはり読みごたえがあります。
徳島・海陽町 女性 61歳 主婦

◇「さいじき」はいつも興味深く読ませてもらっています。
《神田きくかわ》日比谷店には、若い頃から行っていますが、最近は特にうな重を食べるたびに元気が出るような気がします。お店の方々、店長をはじめ、皆さんのサービスは天下一品です。日比谷方面に出かけた時は必ず寄ろうと思っています。
習志野市 男性 65歳 会社員

◇“まぼろし”の食/「大阪あひる」、鶴見区茨田で飼育されていた家鴨で、天神祭の頃(夏)、ハモと並んで食べられていた季節の味… とのことですが、私も郷土資料でしか知りません。
「味の味」をレジの横においてあるお店は、老舗という感じがします。私が利用しているのは《瓢亭》です。庶民的な老舗でホール係の人も親しみやすい“大阪のおばちゃん”です。
大阪市 女性 46歳 自営業

◇“まぼろし”の食/“まぼろし”ではありませんが、「べろべろ」というお料理があります。
「飲んで絆を深めよう、東北の銘酒」のページがよかったです。福島の復興を祈っています。
金沢市 女性 36歳 フリーター

◇噂を聞いて姫路からわざわざ高松まで電車に乗って《宗家くつわ堂》さんまで「みどりむしかすてら」を購入しにいきました。すると女将さんから「味の味」を頂いてとっても参考になり読んでいます。カステラはおいしかった。ヘルシーですね。
大きな「鳩サブレー」、とってもサクッとした味で美味しかったです。高級品と思う味で、懐かしく思いました。東京方面に行きたくなりました。
姫路市 女性 44歳 自営業

◇“まぼろし”の食/五色生菓子は昔、結婚のシーズンになると必ずどの家にも遊びにいくと、カチカチになったものを「食べて」と、貰うことがあった。金沢は菓子処で行事によく使われるが、最近は五色生菓子のかわりに日持ちのするマドレーヌが多くなり、貰うことが少なくなった。ストーブで焼くあの味がまぼろしの味だ。
東京に単身赴任をして四か月。東京は情報が多すぎてどの店がいいのかわからずに困っていたところ、「味の味」を見つけた。どの食べ歩きの本よりも確かな情報に思え、これからは赤ペンで丸をしながらまわってサービスやお料理のチェックをするという休日の楽しみが出来た。
品川区 男性 48歳 会社員

◇主人のお誕生日のお祝いに、奮発して《和田金》ですき焼きをいただきました。お肉はもちろん絶品! 今まで食べたことのない美味しさでした。またおもてなしの心にも感激しました。脚が悪い私が入店するときにふちの方でしゃがんで靴を脱いでいたのを見ていて下さったのか、帰る時には靴とともに椅子が用意されていました。また何かの記念日にはおじゃましたいです。
稲沢市 女性 31歳 会社員

◇“まぼろし”の食/五十年以上前、秋田市の祖父の酒屋の手伝いをしていた頃の話ですが、夕方、
勤務帰りや作業を終えた人たちがカウンターで“もっきり酒”(盛っ切り酒)を楽しんでいました。当時酒は特級、一級、二級、合成酒、焼酎に分かれていましたが、一杯の酒“もっきり”は二級酒、合成酒、焼酎でした。もう製造はされていない合成酒「花盛」は毎日飲むマニヤの方が多く、懐かしい酒です。
今月号の「さいじき」は漢字の面白さが記載されていた。毎回「復刻選」を読む。懐かしい人々の話しはつきない。今回は京都の話は無く残念だったが、名月の味は心にしみる。
年に何回か同い年の友人と“全国名店だより”に行きました。銀座《煉瓦亭》のハヤシライス、味の名宿、銘菓老舗とか。一昨年友人は亡くなり、いまはまだ「味の味」を読むだけです。
鎌倉市 男性 68歳

◇九月号の「昭和写真帖」の伊東の写真が懐かしく、昔の風情が忍ばれ昭和五十年代を思い起こします。伊東に在住、現在の現地のあまりの味気なさにガッカリしています。時間を元に戻したいです。
伊東から築地のがんセンターがよいです。帰路必ず立ち寄るのが《竹葉亭》です。少し狭いがホッとする銀座四丁目店。白焼きの蒲焼きを食べて帰るのが定番。元気が戻りそうで… この雰囲気は二十年前、三十年前から変わらぬ安心する店。
伊東市 男性 73歳

◇表紙の《千秋庵総本家》の「どらやき」がとても美味しそうでひかれました。解説を読んでいたら食べてみたくなりました。来月号も楽しみに待っています。
県名や地図付きの住所などの案内がとてもわかりやすいです。銘菓の案内などで、商品の写真がもっとたくさん出ていたら更に嬉しいです。
金沢市 女性 16歳 学生

◇表紙の写真「どらやき」をみて子供の頃によく口にしていたことを想い出して思わずつばをゴクリとのみ込みました。懐かしくて懐かしくて。
《豊島屋》の鳩サブレーは明治より大正、昭和、平成と焼き続けられた歴史の重みとともに続けられた努力には頭が下がる思いです。
長崎市 女性 86歳

◇毎回見るのですが、いつものところが載っていていい感じです。東京に行った時は《グリル満天星》によく行きます。お店の雰囲気、料理、大好きです。落ち着けるところが一番です。
能美市 女性 47歳 会社員




◇「献立」が参考になった。特に山芋のプディングの作り方が良かった。自分で作ると難しかったが、分かりやすかった。
今回初めて「味の味」を読ませて頂きました。全国の名店が記載してあり、特に日本料理の《お膳》は小田原と近く、料金もリーズナブルなので、ぜひ立ち寄りたいです。これからも全国の良い店をのせてほしいと思った。
町田市 男性 38歳 会社員

◇八年間両親の介護をしていて昨年父、今年母と亡くなりました。
母と最後に行った京都の《田丸弥》さんが載っていたので嬉しくなりました。紅葉の京都に行くのが今の私の夢です。夢は必ず実現できると信じています。
江戸川区 女性 53歳 主婦

◇長月の「さいじき」、野口雨情の証城寺の狸囃子の詞、本当に頭の中にしみ込みました。ありがとうございます。
ちょっと私用で上京し《神田尾張屋》さんに入り、ざるそばを食べたが、蕎麦もさることながら店舗に古い感じ、歴史感があり、良かった。
八戸市 男性 58歳 菓子製造販売

◇「献立」のレシピはどれも美味しそうで是非作ってみようと思います。《煉瓦亭》は変わらぬ味とサービスで、銀座を訪れる楽しみの一つです。
朝霞市 女性 40歳 主婦

◇「献立」のレシピが役に立ちました。《桔梗屋》に行きましたが、買い物がしやすかったです。また行きたいと思います。
所沢市 男性 57歳 会社員

◇今回高松に旅行し、「瓦せんべい」の《宗家くつわ堂》さんを訪れました。岡山駅でも売っているので、好きでよく買って食べていますが、今回は本店へ。お店の方が「瓦せんべい」について、また他のお品について説明し丁寧に対応して下さり、「瓦せんべい」への誇りも感じられ、さすが名店と訪れたことが嬉しくなりました。
今度東京へ行く際、「名店だより」で行きたいと思った《香味屋》さんを訪問するつもりです。
岡山市 女性 36歳 主婦

◇愛してやまない《千秋庵総本家》の「どらやき」。九月号はまさに同地域に住む私たちには一番誇れると言って過言じゃない美味しい味。嬉しかったですよ。貧しくともこのどら焼き入手していた亡くなった私の父母も、この表紙を眺めた時は、心から拍手を送ったに違いないはずです。
どちらかをお訪ねする時には決まって「どらやき」が活躍してくれるほどなじみの深いものです。特に主人(七十三歳)は一度に二個は食べたくなるというほど好物で、心からありがたいと感じられる味なのだとそう思えます。表紙が函館の味をもっともっと広めてくれるといいなぁーと個人的に祈っておりますよ。ちなみに《千秋庵総本家》さんのお店はとても好感持てますよ。
函館市 女性 63歳 主婦

◇「食」とは生きる上で一番大切な事。私は料理が大好きです。
夫は定年後本格的に野菜作り(家で食べる分)を毎日の仕事として私たち家族に美味しい野菜を作ってくれます。無農薬で愛情込めた野菜は私の自慢です。家族全員健康なのは主人のおかげと感謝の日々です。
今年の夏は松本美ヶ原の《すぎもと》に泊まりました。何度行ってもおいしい料理、おもてなし何もかもが素晴らしく満足しています。信州の旅は必ず《すぎもと》と決めています。主人が元気でいてくれたら、これからも訪れてみたいです。
松阪市 女性 67歳 主婦

◇至福の時間なので毎食大事にしている。毎日楽しみにしております。今月は特にいのちは海から小渡幸信氏の記事がとても勉強になりました。
《松翁軒》本店でのサービスには大変感激致しています。二階の喫茶も格調高くゆっくりとお茶を楽しむことが出来ました。
板橋区 女性 20歳 学生

◇楽しく見させて頂いています。
《グリル満天星》の洋食弁当最高。お料理の品数が凄い。ハンバーグ、エビフライ、クリームコロッケ、グラタン、サラダ、ほか書ききれないほど沢山。ボリューム満点、美味しく幸福を感じました。
また、昼のピーク時のいそがしい時間帯でもスタッフのいつもと変わらぬきめ細やかな気配り、笑顔を絶やさない対応。素晴らしいと思いました。一人で行っても安心できるお店だと思い嬉しくなりました。
港区 女性 64歳 介護士

◇「食」とは生きるためのもの。
「献立」のレシピのページが気にいっています。今月号の「牛肉の焼おにぎり」作ってみました。とても美味しかったです。
「小男鹿」は昔から大好きです。進物やお供え物にも最適です。お店の雰囲気も気に入っています。
南あわじ市 女性 74歳 自営

◇“まぼろし”の食/つぐみの焼き鳥、これはもう食べられません(野鳥保護)。映画「バベットの晩餐会」ではうずらを美味しく食べているシーンがありましたが。
《田丸弥》オリジナルの小風呂敷包のセットを購入しました。帰り際大雨になりましたが、車まで傘を貸して下さり、おもてなしの心を感じました。
大田区 女性 28歳 会社員

◇“まぼろし”の食/いなごの甘露煮です。小さい頃食べましたが、今では食卓にのぼることは無くなりました。
「名店だより」は写真と文章が上手に組み合わせてあるのでとても分かりやすい。
墨田区 男性 29歳 公務員

◇「食」とは総合芸術だと思っております。素材の組み合わせでどのような料理になるのかはもちろんですが、料理を囲む雰囲気、器、そして介在する「人」によって大きく変わる点が奥深いです。
私にとって「浦霞」は思い出のお酒です。高校時代の部活の部長が卒業後に仙台に住み、自分が初めて遊びに行った際に「カスミを特別に買って来たぜ!」とこたつ机に一升瓶をドンと。
当時好きだった女の子の話を聞きながら、明け方まで飲み続け、一本を空けたのでした。今もきっと彼は天国で「カスミ」を飲んでいるのだと思います。
文京区 男性 39歳 会社員