輪島塗と朝市で有名な能登半島・輪島から4キロほど東にあるのが「ねぶた温泉」。広大な日本海を一望できる《海游 能登の庄》は同温泉の一軒宿である。輪島ならではの“漆と和紙と畳の調和”をテーマに、寛ぎとゆとりの空間を提供してくれる。

表紙は11月6日から解禁となるズワイガニの『カニ刺』。生きたカニを氷水に晒すと写真のように身がチリチリとなるのが新鮮な証拠で、“花が咲く”とも賞される。脚肉を賞味するのは主にズワイ=オスだが、小振りなメスは甲箱(香箱)、セイコとも呼ばれ、内子・外子といわれる卵が絶品である。他に、アンコウ、タラ、カキ、ナマコなどの冬の海の幸を、豪華な輪島塗の器で味わうことができる。

館内は全館畳廊下、漆と和紙が調和した全24室。温泉は高質天然アルカリ性泉質で、特に湯疲れ、湯冷めしない特長を持つ。
能登空港が7月に開業、より身近になった能登の冬を、存分に味わってみてはいかが。
      

■写真提供:海游 能登の庄
石川県輪島市大野町ねぶた温泉
TEL.0768-22-0213






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