『鳩サブレー』でお馴染み、鎌倉は《豊島屋》の夏の味覚『ダイヤ糖』。寒天に水を加えて加熱し、砂糖を加え煮詰め、冷やして固めた錦玉糖を乾燥させ、粗く削って作る。

“宝の箱を開けてみれば、金、銀、財宝がザクザクと…”こんなイメージで先代が創製したという。そういえば、江の島の洞窟にはソロモン王の財宝が眠っている、という伝説があるとか…。戦前から作られている、六月から九月までの夏季限定販売商品である。

同社では鎌倉をイメージした菓子の数々を作り出している。鶴岡八幡宮の鳩をヒントにした『鳩サブレー』『小鳩豆楽』、鎌倉石の石段『きざはし』、二ノ鳥居から八幡宮へと続く参道『段葛』、鎌倉彫りは『堆紅』、日本最古の築港跡『和賀江島』、荏柄天神の梅は『天神様』。また地名から『雪ノ下』『鎌倉山』、最も鎌倉の風情を感じさせる谷戸の佇まいは『谷戸歩き』に託されている。

《豊島屋》の菓子で鎌倉巡りをどうぞ。 


■写真提供:豊島屋

(本店)神奈川県鎌倉市小町2-11-19
TEL.0467-25-0810(代)






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