札幌軟石で建てられた蔵を利用した、重厚な店構えが印象的な《きょうど料理亭 杉ノ目》。北海道最大の歓楽地、札幌はススキノの街で、ひと際観光客の目をひいている。

恵まれた海山の幸を存分に生かした豪快な 野性味と、日本料理の伝統を融合した、数少ない郷土料理の店である。

写真手前は『海水海胆』。とれたての海胆 をそのまま塩水につけたもので、海胆本来の 甘さをいちだんと強く感じることができる。

左は『八角葱味噌焼き』。八角は東北以北 に生息するカサゴ目トクビレ科の魚で、細長 く八角形の体をした非常に美味な魚。味噌に 卵黄、酒、味醂を入れてのばし、刻んだ葱と 合わせて八角に塗って焼く。この時期の八角の淡白な味に葱味噌がよく合う。
右は『鮑の水貝』。生きた鮑を庖丁し 貝殻に盛って、昆布の塩水を注いで供する。

同店は札幌に本店とホテルオークラ札幌店、大通公園店、他に《酒庵 ウタリ》 《生ラムジンギスカン 山小屋》もある。


■写真提供:きょうど料理亭 杉ノ目

札幌市中央区南5条西5丁目
TEL.011-521-0888(代)






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