「毎年、11月15日が過ぎると“マタギ”からの電話が待ちどおしい、ジュビィエーの世界である。 表紙のお料理は“日本鹿ステーキすぎもと風”。日本鹿を使い、肉はベリーレアに、ソースは甘くてり焼き風にして、青唐辛子味噌とアケビの芽の塩漬けを添えていただく。地酒岩波の純米吟醸か、ワインならフランスのHERMITAGEがおすすめ」

民芸のお宿《すぎもと》の食事処の外観はなまこ壁の土壁造り、中は情緒豊かな古民家造り。そこで供される山菜三昧、岩魚の奉書焼、馬刺のたたき、信州牛のステーキなど、信州ならではの野山の恵みを素材とした上品な料理は、主人自ら厨房に立って作る。 地酒、ワインの銘柄も充実しており、ゆっくりと料理を楽しめる。夕食時に主人自ら打つ名物のそばは一日十枚の限定。

■写真提供:旅館 すぎもと
長野県松本市里山辺451−7 TEL.0263−32−3379
URL http://www.mcci.or.jp/www/sugimoto/