六本木という土地柄も相まって、常に日本料理をリードする六本木《桜庵》は、料理だけでなく、建築に於いても、日本の伝統と職人の技を存分に生かしながらも、全く新しいコンセプトを採り入れている。
廊下は、深草という京都の土を固めたもの。各部屋は、色のある木材を使用し、全室が全く違う色彩を楽しめるなど、日本の建築界に於いても一石が投じてある。表紙の写真は本誌取材の為に、日本料理の新しいイメージを提案したものである。
料理は、昼懐石7,000円コースの一部。
献立「豊稔(ほうじん)」
前左 先付 銀杏豆腐 鮭パパイヤ巻
前右 前肴 毬栗盛り 鯖鮨龍皮巻
車海老キャビア しゃこ芽巻
明太子射込み蓮根 等
中左 造り 鮪 平目 鱸 赤貝
中右 焼物 太刀魚八幡巻 松茸塩焼
後左 吸物 温南瓜スープ 泡塩胡椒
後右 酢物 蟹菊花巻 伊勢海老

■写真提供:六本木《桜庵》
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