kubota tamami




味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新)


北国街道・岩室の宿に《綿綿亭 綿屋》という綿の字が三ツも入っているちょっと珍しい名の宿を訪れた。二百年も続き、古来文人墨客の宿として親しまれたそうだ。屋号の由来を訪ねると、昔、わたやさんを営んでいたという。まずは「へぇ〜」と納得。
苔むす茶庭に面して食事も決して華美にならず、素材のよさと地場の旬を取り入れた懐石料理に心地よい満足感があった。ここ越後の地で悠久の時を過ごし、ちょっと得をした気分。常宿にしたいそんなくつろぎの空間を覚える宿であった。
伊東市 女性 54歳 主婦

「あじのさいじき」はいつも大変勉強になります。日本人の和の文化の良さを再確認できます。献立ページの脇にある俳句、これも楽しく拝読しています。
四国の徳島・薬王寺へ厄除けに参拝しました。徳島駅から少し走り銘菓「小男鹿」を買いに《冨士屋》を訪ねました。丁寧な接客で品格ある包装や箱にも満足です。土産を買うところはいつも「味の味」に紹介されているお店を探して買い求めます。年配の私の舌に合う奥ゆかしい味に心をよくして、孫や娘を呼び、抹茶でいただき、楽しい喫茶会をすることができ喜んでおります。
岡山市 女性 60歳 主婦

うなぎ名古屋《いば昇》はさすが名古屋を代表するうなぎ蒲焼です。店内の風もよく、すばらしいです。名古屋のうなぎは《いば昇》です。全国の皆様にいば昇の味を知ってほしいです。
名古屋市 女性 40歳 会社員

平野雅章氏のスイトンの出て来る食卓を読んで「本当にそうだったなあ」と懐かしく思いました。
《柴舟小出》はとても好きなお店です。
金沢市 女性 77歳 無職

昨年秋会津若松の田季野を訪れ名物の輪箱飯を食べ歩きの会の友達と頂きました。とても美味しくよろこんで帰ってきました。そのお店が小秋されていて嬉しく拝読させていただきました。
春に箱根の桜庵に一泊旅行しました。今月は東京の《六本木桜庵》でお食事を楽しみました。
お料理はもちろんのこと、案内してくださる女性の応対、心づかいとても感じ良く行き届いた接待をされました。
川口市 女性 58歳 会社社長

久しぶりにいただいた味の味でしたが、どの記事も興味深く読ませていただきました。お酢の話など大変参考になりました。
大阪に出ると何時も《すし萬》さんのお鮨を楽しんでいただきます。店員さんの対応もたいへんよくて満足しております。
堺市 女性 70歳 主婦

「食べもの世界紀行」毎回楽しみにしています。今回のドリアンについても興味津々になりました。他のお話もとても面白く拝見しています。
銀座 《イタリー亭》によく伺います。ランチの利用が多いのですが、仕事の合間の束の間の休憩時間を美味しく楽しくしてもらっています。パスタのお味、ボリュームそしてサービスも間違いなし!。
横浜市 女性 27歳 会社員

味の味、初めて行ったホテルオークラの《杉ノ目》さんで、食事を待っている時に店員さんが持って来てくれました。とても楽しく読みました。特に献立とても参考になりました。また、「楽しい食事は賭け」とても同感するところがあって楽しかった。
たまに行く店は丸井今井10Fの《杉ノ目》です。ホテルオークラにも《杉ノ目》があるのを知り、また行きたいと思いました。今度東京に行ったら、丸ビル《魚新》へ行きたいと思います。
札幌市 女性 60歳 主婦

《田季野》は旅行の際、家族で昼食に立ち寄りました。真夏でしたが「わっぱ飯」は大変美味しかったです。店構えも趣があり良かったです。
船橋市 女性 50歳 主婦

年をとると外出するのが億劫になり、自宅で全国の名品、名店が分かり、すぐ電話で注文ができるのが最高に便利です。
倉敷市 男性 79歳  酒造業

料金、地図いたれりつくせりの内容で、今後、旅行の際にぜひ立ち寄らせていただきたいと思いました。カルチャー教室にお土産と思っても生菓子では期限が切れるし、《柴舟小出》の柴舟が軽くて美味しくて毎年一回ですが喜ばれます。
横浜市 女性 73歳 主婦

《田季野》、昔の古里のような空間でゆったり食事することが出来ました。
大田原市 男性 65歳  無職

いつも豊かな内容で楽しんでいます。歳時記はとても心をゆたかにしてくださいます。食べてハッピーをとても面白く読みました。みすずの大漁旗のした海の中の弔いの詩を思い出します。
《ととや山口》さんには、夫婦で時折出かけます。静かで落ちついた雰囲気で旬の美味しい料理と地酒をいただきます。一つ一つ丁寧につくられた料理にかって苦手であったものが「う〜んうまい」と見直すこともありました。いつきても満足できるお店にあえて嬉しいかぎりです。
平塚市 女性 64 主婦

「名店ききがき」《豊島屋》久保田社長さまのお話を読ませて頂きました。
「鳩サブレー」は我が家のお歳暮の定番で、缶入りを30缶あまりを毎年送っていただいております。楽しみにしてくださる方ばかりで、暮れのご挨拶に伺うと「鳩サブレー?」と喜んでいただいております。
「明日は浅草で昼でも食べようか?」と主人の声、「どぜう?」と私は早くもウキウキ。
朝は軽めに、鍋で何を飲もうかな?と頭にめぐらせ、昼も外でしばし待ち「二人、1階にしてください」と、いつもニコニコのおじさんにお願いし、お腹はグーグー、座れば即ビール、丸鍋、骨せんべいと次々と注文です。《駒形どぜう》は、皆キビキビと清々しく、私の心もお腹も満足させてくれます。
埼玉・松伏町 女性 46歳 自営業

内容が豊富なので楽しく読みました「名店だより」も旅したときにぜひ利用したいと思いました。「舞台と食」もぜひ一度見たいと思いました。
読み応えがあって一気に読んでしまいました。遠方よりのお客さまに美味しい和菓子を食べていただきたくて熱い午前中自転車で《柴舟小出》に行きました。品定めしている間に冷たいお茶がテーブルの上に用意されており、思わずサービスは最高だなと思いました。
金沢市 女性 57歳 主婦

《小田原鈴廣》は地元なので、風祭のお店もたまに行きます。蒲鉾の味もさることながら、二ヵ月ごとのカレンダーも味わい深いものです。
小田原市 女性 50歳 パート

《想古亭源内》を訪れ、はじめて手にした御誌です。かねて名にきく有名店またはじめてきく有名店を知り訪れたいところばかりです。犬養智子さんの随筆、思い当たること多々ある名文です。
兼ねて訪れたいと思っていた《想古亭源内》念願かなって、五月三十一日、お茶の友人十六名でたずねました。願いにたがわず、亭はおりしもの雨にしっとりとぬれて一段の風情でした。近江牛のステーキは格別のおいしさ、再訪を願っております。
一宮市 女性 69歳 茶道講師

旅行中、京都《田丸弥》でこの冊子を入手しました。
発行所が東京なのを読み終わってから知りびっくり。この種の冊子を知る限りでは、私にとっては最高の内容でした。歳時記良かったです。ごぼうとひじきの炊き込みご飯作ります。
出雲の《仁多米》は、もう何年も前から年間通してして食していますが、いつも変わることの無い味で美味しいです。私の郷里の近くなので内情も分かり信頼性もあります。
伊豆高原の《花吹雪》は泊まらない時でも、庭を散策することが出来るので四季折々の花や、売店が楽しいところです。
練馬区 女性 61歳

とにかく手にとって姿、形の美しい本です。
写真も綺麗です。全国名店だよりも見易く会合等お店選びに大変重宝しています。地域限定の紹介誌は多いですが全国ネットでご案内いただけるのが嬉しいです。
モリコーネのコンサートを聴きに甥を伴い会場入りの前に《神田きくかわ》帝劇店で早めのお夕食。いつも美しく期待を裏切らない、鰻好きの無き父とよく一緒に来たお店。
甥にとっては祖父に当る父の思い出話と共に至福のひととき。サービスもほどよい。また行きます。
練馬区 女性 65歳 会社役員

結婚前に行った根岸の《香味屋》さんやっとのことで先月行きました。店の雰囲気ナイフを入れるとジューっと音をたて肉汁が出てとても美味しかったです。三十年来の想いが叶いました。
さいたま市 女性 60歳 主婦

季節の移ろいがわから無くなってしまったこの頃、味の味を見て、今まで行った店、旅をしたいところに想いをはせながら、次に行く店や食べものの夢を見ています。
全国名店めぐりを目指していますが、やはり地元の《すし萬》へは月一回は参ります。
吹田市 女性 72歳 主婦

いつもながら食の文化を広く深く掘り下げくださり有り難うございます。毎月置いて
あるレストラン《香味屋》に伺い目を通すことを歓びにしています。
先日、小場の同僚たちと《想古亭源内》に宿泊して参りました。若女将と当主の手作り奥琵琶湖料理を満喫しました。但し、鮒の味噌蒸しは鯉になり、一番期待していた「鮒鮨」は出てきませんでした、食前に了解を得るべきだと思いました。酒の七本槍は美味しく、湖北に古里を作れたことを誇りに思いました。次回は「鮒鮨」を!
渋谷区 女性 45歳 公務員

水無月号有り難うございました。「スイトンの出てくる食卓」文章心して読みました。くらしの歳時記とてもためになっています。腹掛けのこと懐かしく、汗知らずの香りがたっているようでした。
《天ぷら魚新》、マトリョーシカ訪れたく思案のうちです。
豊島区 男性 75歳 無職

伊豆の《花吹雪》に1泊しましたが、本当に素敵なところだった。暖簾をくぐり、一歩中に芦を踏み入れればそこは、日常をわすれる静寂な森も中。桜の香漂う上品な料理に舌鼓を打ち、六つの貸切風呂に浸かり、大満足だった。ぜひまた行きたい。
平塚市 女性 27歳 会社員

先日、友達とコレド日本橋に出掛け、《天ぷら魚新》の天ぷらを楽しんできました。天ばらを頼んだのですが、かきあげ天丼が、とてもシンプルなのに味わい深くて美味しかったです。お店の雰囲気もゆったりしていてのんびりと天ぷらを楽しめるところがよいです。
横浜市 女性 39歳 主婦

《和味の宿 角上楼》一度訪れたい場所ですね。
退職後夫婦でいば昇で食事会をもった。格別なうなぎ料理でした。サービスも良し。
名古屋市 男性 71歳 無職

裏表紙の写真にしばらく見とれました。《田季野》のわっぱ飯、懐かしい、ほっこり、心に届く色。私はやっぱり日本人だなと納得しました。会津若松の地、檜でつくられた輪箱、塗りのお椀、市域で取れた山菜など見ていると涙が出そうです。
岡山・建部町 女性 主婦

友人の旅行土産に頂いた「柴舟」がとてもおいしかった。竹籠に入っていたピリッとしたしょうがの味が風邪気味で味覚が鈍って、食欲も無かった私に喝を入れてくれました。
竹籠は捨てずに、お手玉を入れたり、ラムネ玉を入れたり、ぐい飲みを入れそれにドクダミの花を入れたりして楽しんでいます。玄関に置いています。
岡山・邑久町 女性 29歳 主婦

《香味屋》に月2回は行きます。てんの皆さんのサービスは至れり尽くせりで、こちらの好みをきっちりと記憶しておられるのには本当に驚きます。
ワインの温度にも細かい配慮が見られ嬉しい限りです。軽くトーストした細長いフランスパンは信じられないほど旨くてつい食べ過ぎて困ります。
世田谷区 男性 71歳



「味の味」を見て茅ヶ崎の《ととや山口》へ行ってみたくなりました。どのお店も細かく書いてあるので、信用していけそうです。
横浜市 女性 58歳 主婦

《桔梗屋》の桔梗信玄餅、吟造りのこと。東京に住む孫への手みやげはいつも信玄餅を持参します。包みを開いて味わうきな粉や蜜の香に古里を思い出してもらいます。
山梨・竜王町 男性 64歳

会津若松の《田季野》の記事を懐かしく読みました。会津を離れてまだ半年ですが、田季野の趣のある建物は、ありありと思い出すことが出来ます。お金が無かったので、いつも一番安いわっぱ飯を食べていましたが、その味は期待を裏切らないものでした。
ご主人の骨太のお話を読みなるほどと思いました。
福島から出てきた友達の指定で、麻布十番の《グリル満天星》へご案内しました。名物のオムライス名に違わぬ味でした。オヒヤの減り具合にも目が行き届いてサービスもよかった。外にワンセットだけあったテーブルでも食事が出来るといいですね。
市川市 男性 40歳 会社員

毎月楽しみに読んでおります。6月号の「食べてハッピー」は日頃私が感じ考えていることに合致し、楽しんで読みました。
レストラン《澤田》はいつ訪れてもどういう時でも最高のもてなしをして下さいます。また時々行なわれるコンサートは内容も充実しており、マスターのお人柄が感じられます。学生時代からの思い出の店です。
松本市 女性 41歳 主婦

以前から貴誌のファンなのですが、今回もっとも心に残るエッセイは《桜庵》の羽根田さんの「和食を創る」でした。私どもも実は《桜庵》の素晴しさは日頃実感しているところです。数年前には家内と箱根の《桜庵》を訪れ、心癒される旅でございました。また、お正月のおせちも何度かいただきましたので、羽根田さんの強い思いがひしひしと伝わってまいりました。このようなプロの方のエッセイという物には人の心を打つ生きた真実というものが感じられとてもよい企画だと思います。普段食を大切にしている一人ですが、こうした方々のエッセイ誌を楽しみにしています。最後になりましたが《冨士屋》の「小男鹿」「冩楽」、お抹茶で大変美味しくいただきました。
土佐市 男性 61歳 医業

表紙に載っている《香味屋》の鮮魚白ブドウ酒蒸しヴァンブランソースがとても美味しそうでした。毎月さまざまな和菓子を紹介してくれるので楽しみです。さっそく「そら豆じるこ」をつくってみました。甘味もちょうどよく美味しく頂けました。
《イタリー亭》へ以前いったことがあります。サービス、料理の味ともとてもよく楽しく夕食として味わうことが出来ました。
《豊島屋》の「鳩サブレー」は友人のお土産でよくいただきます。サクッとした食感、鳩のかわいらしい形が大好きです。
400-0404 南アルプス市 女性 23歳 会社員

久しぶりに「味の味」を入手し楽しく拝見しました。年をとると「食」の楽しみが一番です。
《すし萬》で「大阪ずし」を食べました。箱寿司は大阪ずしの工夫と聞きましたが、海老、鯛、アナゴなどバラエティもあって美味です。ぜひ知らない人におすすめします。
高槻市 男性 69歳

銀座に何年か暮らし「味の味」などを楽しみに読んでいます。毎月2〜3回でかけて「チョッといい話」や「くらしのさいじき」「名店ききがき」を楽しみにしています。
《煉瓦亭》さんは一人でお昼したり、お友達を誘ったり家族で三階の座敷で頂いたり素敵な御主人様や奥様にお目にかかれるのも嬉しいこと。銀座の御主人と感じます。
八王子市 女性 65歳 主婦

「くらしのさいじき」など今はほとんど使われていない様な言葉、なんとも味わいのある奥深い感じがして非常によいと思いました。
何といっても《豊島屋》の「鳩サブレー」。お土産にはいっそう喜ばれます。金沢銘菓の「柴舟」も味が素晴しい。旅行のお土産に最高です。全国名店だよりを見ますといまだ行ったことのない地方のよいところいって来たいなと強く感じてしまいます。
逗子市 男性 38歳 会社員

最近漢字の読み方に凝っているので「あじ・くらしのさいじき」はとても楽しく読みました。漢字博士もいるくらいですが日頃目にふれることもなくなったので難しいですね。
《煉瓦亭》にいって来ました。明治創業ということで雰囲気もよく何より価格が良心的なので安心していただけます。特にハヤシライスが好きです。銀ブラの途中によるのにちょうど良い場所です。
流山市 男性 69歳

初めて手にした冊子、なかなかの内容で充分に楽しめました。またまだ手元において参考にすることが多く、よくもこの小冊子にこれだけの内容がと驚きました。さいじき・エッセイ楽しく拝見しました。神田生まれで日本橋の様変わりを見物しに母と出かけコレド日本橋に出かけました。昭和写真帖で桜木町周辺の写真をみて今では想像できない風景ですね。
コレド日本橋4階の《天ぷら魚新》にて母と昼食を頂きました。目の前で揚がる天ぷらに舌つづみしビルの中とは思えない落ち着いた奥の部屋で贅沢なひとときを過ごしました。サービス・味ともに満足しました。お値段も手ごろでよろしかったです。
横浜市 女性 56歳 主婦

心の宿――「味の宿」に心魅かれ、《吉祥山宿》既に四度訪ねた。《小梨の湯 笹屋》に続いて、三軒目の宿《想古亭源内》を訪ねた。
古戦場で知られる賤ヶ岳山麓、茅葺の伊香具神社の繁みの中、古びた石段を登る。女将のにこやかな出迎えに導かれて、古い田舎の割烹料理屋そのままの建物に入る。通されたのは、黒と朱を基調に古さを壊さず、ほんの少し「今」を採り入れ、賤ヶ岳戦場絵図の屏風が壁面を占め、床の間には素焼きの花瓶に野の花。宿の亭主と女将がもてなす「心」が満ちた安らぎの「温古の間」。一日四組しか客をとらない。
石段を降りて、茅葺の湯屋へ、朱の暖簾を潜る。二つの家族湯が並び貸切は、有り難い!タイル張りのゆったりした湯船には「光明石温泉」。傍らに、「私も入って」と五右衛門風呂が遠慮気味につましく鎮座。お湯のやわらかさは、また格別で肌に優しく、滑らかに、包み込んでくれる。まさに、至福の瞬間だ。
食事はゆっくりと…… 「侘の間」で。鯉、鰻、稚鮎、近江牛、熊笹入りの饂飩等々、女将が一品一品はこんでくれる。
四つの部屋を切り盛りしている忙しさはみじんも見せない、菩薩の対応には、心が和む。
夜、蛍を観に行こうと誰も居ない玄関へ…… と、スーッと女将、姿をあらわし、道順を教え、懐中電灯を差し出し、「道が暗いから、気をつけて」。漆黒の中、蛙の鳴き声を聞きながら歩いていると、
車が停まって「蛍を観に行くんか?」村人に声をかけられ「孫が観たいと言うんでな、乗り!」村びとの思い掛けない親切に吃驚しながら…… 百メートルに亘る蛍の「光の舞」初めて観る数の多さに感動!
素晴しい体験に心震わせながら宿へ帰る。翌朝、宿を後にする時、女将が、恥ずかしそうに、「ささやかなお土産です」と、おむすびを持たせてくれた。賤ヶ岳の山頂で古戦場を眺めながら…… 「宿の心」を美味しくいただいた。
神戸市 男性 67歳