長野県は小布施の栗菓子専門店《竹風堂》の栗水ようかん『くりざさ』。選りすぐりの国産栗のペーストに、寒天と天然水を加えてさらりと練り上げてある。合成保存料や着色料は一切無添加、開缶時に怪我の心配が無い容器は可燃性。4月下旬から9月上旬までの夏季限定商品である。

小布施栗は江戸時代、紀州みかん、甲州ぶどうと並び天下三大果と謳われた。扇状地で水捌けが良く、土壌が強酸性であり、西向きで日照時間が長いことなどが、栗の生育に向いた土地を作り出したという。そんな土地で育まれた栗の実は、きめが細かく、香りが強い。粉質なのであんに加工しやすく、舌触りや風味に富む。地元産の不足分を茨城、愛媛、熊本などから優良栗を仕入れ、約50日間で一年分の生栗を仕込む。

また、同店が33年前に創製した『栗強飯』も根強いベストセラー。本店ほか5か所の直営店で味わえ、持ち帰りの柳ごうり入りや、発送用冷凍タイプも販売している。
■写真提供:《竹風堂》
長野県上高井郡小布施町973
TEL.026-247-2569(本店)