愛知県渥美半島の先端、福江港を臨む地に建つ《和味の宿 角上楼》。年間を通じ温暖な気候で、訪れる人が絶えない名宿である。“天然とらふぐの宿”として名高いが、11月までが豊富な魚介類の最盛期。『あわびの躍り焼き』は特に客の要望が多い一品。半島の表浜(太平洋側)で獲れるあわびは、荒い波で育つため、身がよく締まっており大変美味である。他に『お造り』、角切りにして氷を浮かべた海水に入れ食す『水貝』、一時間半ほど酒蒸しした後オリーブオイルとバターで炒める『ステーキ』も楽しめる。また、27〜8センチもの大きさになり、肉の様な独特の食感の岩牡蠣、鱧、鯖、鯵も美味しい時期でもある。

同宿は6月に“全く新しい、全く懐かしい”をテーマにリフレッシュオープン。男女別浴室と夕陽が見える露天風呂を持つ全2室の『雲上楼』、全3室とも露天風呂付きメゾネットタイプ『翠上楼』の2棟を新築。昭和元年に開館した宿は、純和風の趣きを最大限に残しつつ、モダンに進化し続けている。
■写真提供:《和味の宿 角上楼》
愛知県渥美郡渥美町福江下地38
TEL.0531-32-1155