カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2006.12)



◇「郷愁の作家、藤沢周平」、大好きな作家の一人だが、作品の中での食べ物の描写が「いやし」の雰囲気を出していて興味深い。周平は食べ物が良く似合うやさしさを持っていたからだろうと懐かしくなった。
《豊島屋》本店は鳩サブレーの他に沢山のお菓子が陳列されていて見るだけでも楽しい。二階に鳩巣を銘打った展示室がある。鳩に関連する置物、書など、原点はここにあるのかと嬉しくなった。
神奈川 男性 67歳

◇父の元気なうちにと、古希を迎えた両親のふるさとを案内してもらう旅を計画しました。 父の実家は岡山・児島。本四架橋のふもとにあり、母の実家は岡山の奥深く入った勝山という所です。先祖のお墓を参り、両親と妹、私の久しぶりの楽しい家族旅行でした。 母のふるさと勝山を訪れた後は、妹がインターネットで予約してくれた湯原の宿。何も調べることなく、偶然見つけた宿。
つり橋を渡り、玄関の受付に立つと、そこには貴誌が並べてあるではありませんか。小さくても、さまざまな味の詰まったこの本に載っている湯原温泉《八景》に、妹は偶然予約してくれていたのです。
全面ガラスのロビーからは、狭い渓谷を流れる露天風呂で遊ぶ子どもたちが見えます。ロビーのアンティークの応接セットが心地よい。 お夕食にはお野菜たっぷりのお皿が並び、カロリー制限のある父も心配なく美味しくいただきました。
なによりも、従業員の方々が女将の「もてなしの心」を十分に理解し、それをあらわしていらっしゃるのが気持ち良く、一番の思い出になりました。つり橋を渡って帰る車を、いつまでも手を振って見送ってくださったみなさん、ありがとう!
東京 女性

◇この一冊で色々なことがわかり、大変参考になりました。クッキー等のレシピ、一度挑戦してみようかと思います。
ソース派、それともショーユ派、身につまされるようなお話、日々悔いの無い時間を過ごすよう心がけ、また美味しく料理を食べることにつとめようと……。
全国名店、特徴よく引き出されていて感心しました。今日利用いたしました《筍亭》さんは本当に静かな落ちついた中でお食事が出来、喜んでおります。また、サービスも大変良く細やかなタイミングで料理を出され、これもホッとするひとときです。春だけでなく、秋の筍料理もなかなかいけます。ご年配の方もぜひ足を運んで頂きたいお店の一つです。
京都 女性 48歳 主婦

◇私の実家のあるさいたま市のレストランの広告にびっくり。あんなに素敵なお店があるなんて知りませんでした。今度母を連れて行ってあげたいです。
誌面すべてに言えるのですが、コラムも広告もとても上品ですね。《煉瓦亭》 《香味屋》は洋食好きの憧れです。自分が行ったことのある店の広告を見ると自分が認めてもらったような気がして嬉しくなります。行ってみたいのは京都の《吉祥山宿》。京の都でフランス料理! 早く行ってみたいです。
神奈川 女性 会社員

◇おいしそうな表紙から始まり、しみじみと読める「チョッといい話」今度はと思わせる「名店この一品」そうなんだと感心する「世界紀行」と様々な話題がちりばめられておりとても楽しめました。
《いば昇》さんへは名古屋にいたころよく寄らせて頂いたものですが、いつも白いかっぽう着姿のきびきびとした従業員の方々の対応が好ましいと感じ入ったものです。
東京 女性 39歳 会社員

◇「あじのさいじき」はとても興味をもって読ませて頂きました。歌を詠むようになって言葉、文字のひとつひとつの大切さと意味の深さを確認する思いです。
三重の《和田金》に初めて行ったのはもう四十年以上前の学生時代。神戸育ちで牛肉にはうるさい? 方でしたが《和田金》のお肉のとろけるような柔かさ、甘いすき焼きの味に驚いたものです。
神奈川 女性 62歳 主婦

◇さんまはなかなかバリエーションをつけにくい食材なので、「さんまのタプナードソース」はとても参考になりました。北海道ではこの時期美味しいジャガ芋も手に入るのでちょうど良いお料理です。ぜひ次回のホームパーティーの折用意してみようと思います。
久しぶりに娘と《杉ノ目》(大通公園店)さんに行ってきました。「晩秋」という季節のメニューをいただいて来ました。変わらぬ雰囲気で落ちついて食事ができました。お料理も美味しく見た目も季節感たっぷりでとても楽しめました。何年たっても変わらぬもてなしをしてくれるお店はここのところ減ってきているように思います。そんな中《杉ノ目》さんは和ませてくれる名店だと思います。
北海道 女性 52歳 主婦

◇食べてハッピー「懐かしい味、新しい味」の犬養智子さんのエッセイが楽しく読めました。「味な宿」、《カメリアイン雪椿》さんの記事、良くわかり金沢に行くことがあれば寄ってみたいと思います。
徳島《冨士屋》さんの「小男鹿」美味しかったです。蒸し菓子なのでやさしいお味で日本茶だけでなく紅茶にも合うと思います。
香川 女性 44歳 会社員



◇いつもお店の紹介、季節の随筆を楽しんでおります。特に犬養智子さんのエッセイが面白いです。お料理あり、「さいじき」などなど。とても勉強になります。
《桔梗屋》の甘味はさすがだと思います。あんこ、寒天(小豆かん天、トマト寒天など工夫してある)程々の甘さと身体に良いもの作りなど嬉しいことです。
山梨 女性 50歳 栄養士

◇食べてハッピーの犬養智子さんの記事、ウンウンとうなづきながら懐かしく拝見、味わいました。
《柴舟小出》の柴舟は何十年間味も変わらず値段も手頃なのでお土産の定番。生姜風味が珍しがられます。店員さん達の手早くきちんとした応対も嬉しいです。
東京へ行った時は伊勢丹会館の《グリル満天星》へ行きます。ハヤシライスが特に美味しいです。お店の雰囲気も清潔感があって好きです。
石川 女性 65歳 会社員

《松翁軒》の表紙大変気に入りました。すぐ手にとり家でじっくり読みました。とても内容が充実し主人も久々に喜んでいました。
京都の《聖護院八ツ橋総本店》、親戚の法事があった時、京都に住んでいる方が生八ツ橋を持ってきてくれた。初めてひとくち口に入れた時、ファ〜とし、なんて美味しいんだろうとやさしく包んでくれる味にもうとりこになりました。
石川 女性 55歳 主婦

◇献立をいつも楽しみにしています。季節を感じる事無く毎日忙しく働いていましたが、出産の為に退職しゆっくりと和菓子を食べたいと思い、《千秋庵総本家》さんに行き、この本に出会いました。今は季節を感じつつ子育てを楽しんでおります。子供もこの本の献立は大好きです。
お店の感じが伝統を重んじていてホッとします。私にとってはささやかな贅沢です。これからもきめ細やかな和菓子を楽しみにして行きます。
北海道 女性 32歳 主婦

◇犬養智子さんの「懐かしい味、新しい味」、久しぶりにお会いしたようで楽しく拝読しました。
《松翁軒》のカステラ、いつも味わっております。しっとりとした舌ざわりと甘い香りにいつも心癒されて居ります。
福岡 男性 65歳 会社重役

◇グルメな私たち夫婦は週末のお出かけでどこで食事しようかと迷ったとき、全国名店だよりの名店を参考にしております。いろいろ行きましたが美味しいお店が多いです。これからも色々なジャンルの美味しいお店を沢山紹介して下さいね。
日本橋に出かけた時、コレド日本橋の《天ぷら魚新》で天ぷらをいただきました。ランチで菊コースを注文しましたが、海老にはじまり江戸前の大きな穴子、さつまいも等の野菜類、そして中がレアでふわっとしたホタテと揚げたてホクホクの天ぷらはとても美味しかったです。最後の芝海老のかきあげは天丼風にしていただきましたが、これがまた甘辛のつゆとマッチして大変素晴しかったです。今度は塩で食べる天ばら丼を食べてみたいです。
東京 男性 36歳 病院職員

◇俳句の友人宅で本誌を見つけこれはいいと思った。有名句記載されているとのこと。飲み食いチョッといい話。「舞台と食」「店主敬白」が気に入った。
その上懐かしい《駒形どぜう》、《神田きくかわ》、《すし萬》。これから寒くなって来ると《銀ちろ》のくえ料理を思い出します。
福岡 男性 74歳

◇「あじ・くらしのさいじき」参考になります。「祇園の四季と味」今月号から連載されるようで楽しみです(年二、三回京都へ旅しているため)。
神奈川(茅ヶ崎)出身、岡山で定年して四年。冠婚葬祭、同窓会(同期会)、クラス会などでの上京、帰省時に《廣榮堂本店》の「吉備団子」か《大手饅頭伊部屋》の「大手まんぢゅう」を持ってゆく。茶菓子として喜んでくれる。
岡山 男性 64歳

◇直島の地中美術館へ行くので高松に一泊しました。何か土地の名物をと商店街を歩いていて、老舗らしいお店に入りました。《宗家くつわ堂》です。お店の方々がとても愛着を持って作って売っているのが好ましかったです。
私の行きつけの美容室はお茶の時必ず先生の故郷の「柴舟」がついて来ます。美容室でのほっと一時のほのかな生姜の風味がお茶を一際美味しくしてくれます。
神奈川 女性 67歳 主婦

◇九月が誕生月で「味の味」九月号を初めて拝見し、何か縁を感じました。まして行きたかった《煉瓦亭》を初めて訪れまた、次に行こうと思っている《香味屋》さんまで参加されているとの由、地図まで載っていたので早速訪れるつもりです。また、著名な方々のエッセイもとても楽しく拝見しありがとうございました。
山本益博先生の著書で紹介されていた《煉瓦亭》を高校時代の恩師と訪れました。本で紹介されていた「ポークカツレツ」と「小えびのフライ」を食しましたが、その美味しかった事、行列に並んだかいがありましたし、恩師も大変喜んでいらっしゃり、私も大変嬉しかったです。
会計の際、古いレジスターが気になりお店の方に伺ったところ、昭和三十年代の物(私と同い年かも)との由、修理しながら使っているとの事。本当に物品を大事にしているのだなあと感激しました。料理につながりますね。また使いこなしたそろばんも傍に置いてありました。
神奈川 女性 49歳

◇地方のものほとんど知っていますが、知らないところもあって楽しく、また京都あたりは(随分行っておりますが)お土産を求めに色々行きましたがこの本でいろいろ送っていただく事ができて嬉しいです。
《すし萬》さんはもともと大阪、神戸、芦屋にもありましたが新しい場所に新築されて、また簡単に行くことができて嬉しく感じております。
兵庫 女性 38歳 会社員