北海道らしい野生味と、洗練された日本料理の伝統を融合した“きょうど料理”で知られる名店、《杉ノ目》の毛ガニ料理である。
今年の毛ガニは量・質共に期待されており、漁は4〜5月に最盛期を迎える。

手前が『活毛ガニの洗い』。脚の殻を取り氷水に5〜10分間浸け、花が咲いた様になったところを刺身醤油で頂く。右奥は『甲羅酒』、コンロの上に蒸し上げた甲羅を置き、地酒を半分ぐらいまで注ぎ、沸騰しない程度に温めて供される。本店の吉田浩料理長曰く、「常連のお客さんが思わず“うめー”と唸る」逸品。酒は杉ノ目特製の『神威岬』、小樽の酒造会社に専用の仕込み樽を設けて造られており、燗に良く飲みやすいと好評、同店でしか味わうことができない隠れた名酒である。
《杉ノ目》は札幌に『本店』、『ホテルオークラ札幌店』、『大通公園店』、5月1日には『苫小牧店』がオープン。姉妹店に、『炉ばた焼 ウタリ』、『生ラムジンギスカン 山小屋』(共に札幌)、春〜秋営業の小樽『しゃぶしゃぶ成吉思汗 景勝園』がある。

写真提供:《杉ノ目》
本店:札幌市中央区南5条西5丁目
TEL.011-521-0888