カット:kubota tamami



味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2006.8)



◇今の子供たち、小学生の時はとかく、ファーストフード? メニューになりがちですが、「味の味」を読むたびにスローフードの良さを思い知らされ反省させられます。
我が家での手みやげ、といえば《冨士屋》の「小男鹿」です。先日父の日もそうでした。小さな子供からお年寄りまで年代を問わず大変喜ばれますし、自信を持って相手様にお贈りできます。
小松島市 女性 39歳 主婦

◇創刊四十年、本当に歴史を感じますね。私も初めて貴誌を目にしたのは、祖父の書斎の机の上でした。そっとめくって、大人の文化の香りを充分に吸い込んだ気持になりました。それこそ四十年近く前の話です。実は、復刻された随筆もリアルタイムで読んだ記憶があるのです。タイムスリップしたみたいな不思議な気分です。
《田丸弥》さん「白川路」、よそ様から頂いて“こんな上品な、おいしいお菓子が!”と感激し、私もお土産に必ず買い求め、よそへも差し上げ喜ばれています。京の銘菓展などへも、手づくりで数が数が限られているためか、参加されることも少なく、残念に思っておりましたが、地方発送して頂けるので、ありがたいと思っています。
町田市 女性 52歳 主婦

◇六月号「鮎二題」の故高橋義孝氏の随筆を大変懐かしく拝見致しました。高橋先生とは生前都内の居酒屋でよく一緒に飲んだことがあり、その節にいろいろ、酒、肴などの奥の深いお話を伺ったことがあり、大変な学者さんでした。
私は戦前(昭和初期)より銀座《竹葉亭》のファンで亡き父によく連れて行かれ、今でも毎月一回は足を運んでおります。孫と一緒の時が多く、孫はうなぎ、私は酒を一本と鯛茶漬けというのがいつものコースです。とても幸せなひとときを感じながらいつまで続くかなと思いつつ……。
豊島区 男性 86歳 会社役員

◇梅雨空が続き、少し憂鬱な気分でしたが、表紙裏の「瀬戸の雨」を読んで清々しい気持になりました。犬養智子さんの「病院の食事」は考えさせられ、「昭和写真帖」は良き時代を思い出させて頂きました。
《神田尾張屋》さんはいつもテキパキした接客と季節のメニューで楽しませて頂いています。今日は「冷しきつね」のシャキシャキぐあいの良い炒めキャベツを食しましたが、次回は卵豆腐と小海老がのった、冷麦を食べようかな、などと、帰ってきたばかりなのに考えています。板わさ一つとっても丁寧で大好きなお蕎麦屋さんです。
北区 女性 46歳 会社員

《駒形どぜう》の表紙、美しく、店の雰囲気そのままです。時折昔ながらの店の風情を楽しみに、老夫婦で訪れ満腹の快感に浸っております。《佐浦》の「浦霞 禅」、主人の郷里が仙台なので、郷里の味をいつも心がけて求めております。また、蔵王《ベルツ》のハム・ソーセージも同じく。京都の《田丸弥》「白川路」もよく物産展のイベントで見かけるたびに買い求め、喫茶のひとときの楽しみにしています。
町田市 女性 70歳

◇初めて手にしました。「あじ・くらしのさいじき」では、日頃何となく目にしているものもこんな意味があるんだと大変勉強になり、知れたことに大変嬉しく思いました。また、金子みすゞさんの「瀬戸の雨」は私も岡山に住んでいると言うことで、美しい詩の景色、空気を思い浮かべました。
百貨店にも置かれているので、本店に行くことは少ないのですが、時々《大手饅頭伊部屋》の本店、雄町の工場へ行きます。出来たての温かい品を手にすると自然と幸せな気分になります。店員の方もとても親切で、買いに行くのが楽しみです。祖母が京都の岡崎に住んでいるので《聖護院八ツ橋総本店》も利用します。他店も機会があれば是非出掛けてみたいです。
岡山市 女性 29歳 会社員


◇まさに季節を告げる魚、鮎の話題が満載で、早速食べたくなりました。名店の紹介ばかりでなく、自分で料理する楽しみも刺激されます。物産展などで「全国名店だより」に載っているお店を見かけるとついつい買い込んでしまいます。
《會津葵》は会津の持つ強毅なイメージと洋風の風味の取り合わせが大変面白く、美味しく頂くことができました。
台東区 男性 30歳 会社員

◇「いのちは海から」を読み、一度訪ねてみたいと思いました。以前通っていた料理教室で、先生がこの《粟國の塩》を守る会というのを作って大切に料理に使っていたのでこの塩を知りました。本物の味を知って良かったと感謝しています。つい先日、この《粟國の塩》を買い、塩の他に何かございますか? とお伺いすると「にがり」があるとのこと。早速手に入れ、にがりウォーター、豆腐など作りたいと思っています。暑い季節に向け、どちらも必要とする物ですから作ってみますね。
三郷市 女性 62歳 主婦

◇俳句を嗜むので「あじ・くらしのさいじき」の俳句はいつも楽しく拝見しています。今回も中村汀女さんの枇杷の句はステキでした。
息子が京都に住んではや二年、春と秋には京都に訪ねて行きます。そして近くにある《三光堂》に必ずクッキーを買いに行きます。趣のある扉を開けると綺麗なクッキー工場が少し見えて…… そんな雰囲気が大好きです。
徳島・海陽町 女性 56歳 主婦

◇旅先の老舗の菓子店の店先にあった貴誌を、帰りの機内で拝読しました。献立のページがあるミニコミ誌は初めてみたので、最近マンネリしていた我が家のメニューに新しい風を入れようと思った。
高松の《三友堂》の季節の風物をかたどったお干菓子は秀逸です。東京のお店にはない洗練された取り合わせは、さすがに栗林公園を大切にし、今も茶道が盛んな土地柄だからでしょうか…… 本店にしかないゆずの味のカステラロールも美味しいです。(美人のお嬢様の応対も素敵です)
世田谷区 女性 52歳

◇特集の「鮎二題」を読んで胸のつかえがおりました。スーパーの魚売場の鮎の前で立ち止まりながら、うまく料理できる自信がなく、結局は買わずにきた私には、まさに福音書でした。鮎はやっぱり料理屋さんで頂くのがいいですね。
たしか三月号の「ですくから」に「言葉はその国の文化」と書いてありましたが、私の知人がアメリカにホームステイをしていた時、英語には食事の前の「いただきます」に相当する英語がないので、日本語で「いただきます」と言うと、そこの家族も真似て、彼女の滞在中ずっと「いただきます」と言っていたそうです。数年して再訪するとそれが続いていて、感動したと言っていました。「いただきます」という日本の文化がアメリカでも評価され、花を咲かせているのはとても嬉しいですね。
徳島市 女性 69歳 主婦

◇「あじ・くらしのさいじき」いずれにも俳句が載っています。味のある句であり、嬉しい。
私が小さい頃から、甘党の父は《千秋庵総本家》の物でなければ口にしない人でした。どら焼、黒糖の羊かんなど、何年すぎても絶品です。加えて店員さんのお行儀がピカ一で老舗の貫禄があり、気持の良い応対をしてくれる。函館一の和菓子屋さんとして、これからもお付き合いをしたい店です。
函館市 女性 74歳

◇食の事、雑学の事、いろいろ盛り沢山の読み合わせでした。
《とゝや魚新》に友人に連れて行って頂きました。とても心地よくお料理を一つ一つを大切に丁寧に出して頂いて幸せな気分になりました。美味しかった。お店の方々も心からの接客でした。大切なお店になりました。
世田谷区 女性

◇季節感の味わえる冊子でした。「あじ・くらしのさいじき」では今まで知らなかった言葉もあり、とても勉強になり、周囲にもクイズ形式で教えています。これからも楽しみにしています。
《桔梗屋》の甘味処「水琴茶堂」はとてもサービスが良く、家族皆満足しました。特に年老いた両親には小豆茶が好評でした。
静岡・小山町 女性 30歳 主婦

◇「こころのうた」の金子みすゞさん、以前「蝉のおベベ」が載っており大ファンになりました。檀太郎さんの「中国梅事情」は、梅の生産地に住む私には、今の時季、農家の方が一生懸命梅とりする姿を見ているので、複雑?
皆様、和歌山・田辺に来られたら一度《銀ちろ》へ足を運んでみてください。ご年配の方も落ち着いてゆっくりお食事をお楽しみ頂けますよ。
田辺市 女性 54歳 主婦

◇とてもお洒落な、そして歴史を感じることのできる冊子ですね。そして、とても幸せな気分にしてくれます。六月号一頁をめくると、ふったり、やんだり、こぬか雨……≠ソょっとロマンがあり、今度の旅行はどこのお店に行こうかと思いを馳せています。
息子達みんなですき焼きを食べに行ってきました。気持の良い自然なサービスがとても気に入っています。さすが《和田金》、この味の美味しさは忘れられません。日頃は松阪に行くたび、牛肉を買って調理しています。お肉のうま味、味最高です。《和田金》のお肉を使っての料理は美味しさが百倍です。
伊勢市 女性 40歳 主婦

◇久しぶりに上京し三社祭の日に訪れました《駒形どぜう》。店先にある久保田万太郎さんの句碑、御輿を待つ間のどぜう汁を心ゆくまで味わいました。目に映る若葉の緑、薄暑を感じない季節でした。
雪との戦いに明け暮れた北国金沢に近い隣県ですが、《柴舟小出》さんへよく訪れます。加賀百万石を代表するお菓子です。頑張ってください。
南砺市 男性 82歳

◇創刊四十周年特集復刻版随筆「鮎二題」楽しく拝見しました。やはり季節を感じる文章は心を豊かにしてくれます。
《桔梗屋》さんの和菓子は季節毎に楽しめる工夫もあり、いつも頂いています。また《豊島屋》さんの「鳩サブレー」はお土産によく頂きますが、大変懐かしい味で美味しいと思います。
甲府市 女性 55歳 飲食業

◇犬養智子さんの「病院の食事」、私が今まで感じていたことが書いてありました。美味しい料理を出す病院であったら、早く元気になれると思う。
うなぎの《いば昇》のうなぎ丼は月に二、三回は主人と食べに行きます。うなぎの質が良く、さらっとしていて味がよくしみ込み、味がとても良いので名古屋では一番。他のお店のうなぎは食べられません。人の感じもよろしい。
名古屋市 女性 70歳 主婦

◇四月末に筍の産地、倉敷市真備町に住む友達に誘われ、筍掘りに行きました。手土産は何にしようかと《廣榮堂本店》に行くと、「かぐや姫の泉」というお菓子を新しく売り出したとか。ピッタリの手土産です。
筍掘りしながら久しぶりに会った友達十五人の会話はお菓子の事ばかり。筍は二の次になってしまいました。四種あり、甘味センスが良いと褒められ、お店の宣伝係になったようでした。
瀬戸内市 女性 主婦

◇「食べてハッピー」病院の食事を読んで、私自身もっともだと同感しました。病院は収容所ではなく医療を提供するサービス業だという言葉に感銘を受け、総合的なサービス(食事を含めた)が要求され、患者が病院を選ぶ時代になり、淘汰されていくことでしょう。
先日《グリル満天星》がTVで紹介されていました。洋食のお店で、リーズナブルな価格で提供してくれ、とても美味しそうです。店名もインパクトがあっていいですね。すぐ覚えられ、また、満天の星空をイメージします。
ぜひ北海道に支店を出してほしいです。私も東京へ行く時はぜひ寄らせて頂きます。
北海道・美瑛町 男性 48歳 自営業