カット:kubota tamami



味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2007.12)



◇「店主敬白・プロの道具」、食の専門家として道具に対してのあくなき探究心とこだわりがひしひしと伝わり、毎日の調理の時に思い出してしまいます。
最近のお菓子は、バター、チーズをたっぷり過ぎる程に使い、しかもパッケージのオーバーな表現と必要以上に写真を使ってあるのには閉口してしまいます。「柴舟」は生姜の風味にホッとします。最後はやはり和菓子の情緒がなによりも心にとどいてきます。
滑川市 女性 70歳 保護司

◇檀太郎さんの「牛肉」は面白かった。仕事にかこつけて、やたらとたらふく肉を食べていた状況が身につまされた。しかし、減量作戦に成功されるのには大変なご苦労があったことでしょう。努力すれば報われる証左では。
銀座《イタリー亭》には飛び込みで入った。薄暗い感じがしたが、店の雰囲気と女性の応待がすごく良くて、この店は癒されると感じた。座って待っている間も退屈しないですむ、そういう店の一つでした。昼間なのでスパゲッティに留めたが、ワインに心が残った。スパは質も量も満足。また行こう。
横浜市 男性 63歳 自由業

◇「味の味」を初めて手にしました。表紙の《海游 能登の庄》の重箱会席の美しい秋の料理に魅せられ、開いてみると山村暮鳥の旧かなづかいの詩にほのぼのとした思いをし、「さいじき」も大変興味深く読ませて頂きました。小渡幸信さんの料理のコツはよい食材と調味料を選ぶこととおっしゃっているのが私にとって痛み入りました。
私は今まで、働く女性のための晩ごはんレシピ等を作ってきましたが、これからは老夫婦二人の生活の食事を作ろうと思います。そして旅に出て美味しいご馳走と名宿に出逢うのを楽しみに生きていきたいと思います。
流山市 女性 72歳 主婦

◇今月号の菊の俳句はどれも上品で勉強になりました。
《田丸弥》本店に行ってきました。店構えも、畳の上に商品を並べるやり方も、京都らしくて「いいなあ!」と思いました。「白川路」を初めて食べました。ゴマが沢山入っていていいお味です。
徳島・海陽町 女性 57歳

◇表紙の色鮮やかな、そして見るからに美味の《海游 能登の庄》さんの“重箱会席”が素晴しかったです。早速食してみたいです。
《神田尾張屋》、一品料理を始め、それこそ品数多く、それに従業員の皆様の感じが良く、いつも食したいお店。大串蒲焼《神田きくかわ》、小生の家の近く上野毛店に行きます。骨のおせんべいが珍しく、美味しい。名の通り大串が名物です。浅草の《駒形どぜう》、観音様の帰りはいつも入ります。懐かしい味で美味しいです。
世田谷区 男性 80歳

◇新米の美味しい季節なのでとても嬉しいです。以前《仁多米》をいただいた事があり、興味深く読ませて頂きました。
《桔梗屋》でよく買物をします。夏は冷たい飲物、冬はお茶を出していただき、いつもホッとします。季節の和菓子を見るのがとても楽しみです。
都留市 女性 76歳 主婦

◇「食欲の秋」とはいえ、表紙の《海游 能登の庄》の重箱会席は箸を付けるのも惜しい「芸術の秋」に類する鑑賞対象の芸術品! 箸も「連続テレビ小説」の輪島塗でしょうね。この箸でこの料理を頂いたら… 想像だけで胸がキュンですよ。
娘の帰省に必ず行く《いば昇》。九月末に出掛け、今月(十月)は私の全快祝い! ウイークデーで、涼しくなった加減か、珍しく空席待ちの行列? がありませんでした。坪庭の鯉を眺めて、ゆったりいい昼時となりました。熱いお茶の取替えも嬉しかったです。
名古屋市 女性 70歳

◇お店(飲食店)だけでなく、地方の名物(菓子)なども載っていて良かった。
さいたまの《イルクオーレ》でディナーを頂きました。ワインのデキャンタを注文し、二人で一万ちょっと。美味しかったです。
さいたま市 女性 53歳 パート

◇神無月の「さいじき」、知らない事ばかりでとても勉強になります。
新国立美術館へ「フェルメール」を見に行った帰りに《もみぢ家》へ初めて行きました。落着いた店内、主人はもみぢ家ランチ、さんまの塩焼きとあじのフライ、茶わんむしと、煮物、かにのみそ汁。
私はカニクリームコロッケのランチ、やはり煮物と茶わんむしがついて千円! 満腹、満足。また美術館の帰りに寄ってみたいお店でした。
横須賀市 女性 60歳 看護助手

◇“食”に関する沢山のエッセイや料理が載っていて、とても参考になりました。次の旅行先を決めるのに役立ちそうです。
長野の《すぎもと》さんでいただきました。お料理のボリュームがすごくて驚く程でしたよ。やっぱり馬刺し(なんとウニを巻いていただくのです)とおそばが印象に残っています。
高山市 女性 37歳 会社員



◇「店主敬白・プロの道具」、素人にも参考になる記事であった。「食べもの世界紀行・リコリス」、シドニーに住んでいた時を思い出した。「昭和写真帖・麻布十番一ノ橋のハゼ釣り」、小さい頃の思い出がよみがえってきた。
《神田きくかわ》の大丼は天下一品でいつも大変美味しく頂いております。また日比谷店は店長はじめ皆様のサービスが良く、気持良く過ごせるお店です。今後もひいきにしていきたいお店の一つです。
習志野市 男性 61歳 団体役員

◇初めてこの冊子と巡りあい、写真の美しさ、食品の美味しそうな表紙に感動しました。読み進むうちに懐かしい店や、行ってみたい店があり、入手出来てラッキーでした。
横浜そごう《竹葉亭》で会席を頂きました。予約せず入ったのですが店員さんたちの立ち居振舞いの良さに、さすが老舗といわれるだけあると改めて思いました。近々また行くことにしました。
横浜市 女性 67歳

◇賎ヶ岳見学のため前日《想古亭源内》の別館に宿泊し手にしました。初めて目にし大変興味深く読ませて頂き、三ヶ月前からをしっかり頂いて帰りました。表紙の写真もすっきり素敵でした。
《粟國の塩》は製造工程も大変手がかかっており、大事に毎日使っております。《松翁軒》のカステラ、東京のデパートに出店の折にはよく賞味させて頂きました。
目黒区 女性 76歳

◇浦和の住人なので《アルピーノ》のことや、金沢生まれなので《柴舟小出》が懐かしく思われました。料理の作り方もいろいろ参考になりました。
《アルピーノ》に時々来ていますが、とても清潔でボーイさんも丁寧、そして料理のほうも満足しています。
さいたま市 長沼真澄 57歳
《海游 能登の庄》「重箱会席」の記事を読み、六十余年前を思い出し、懐かしくなりました。
普段は使用しない輪島塗のお重や吸い物椀を、正月の膳にだけ使用し、その後、新しいサラシの布巾をぬるま湯でキュッと絞って丁寧に拭いて、和紙でくるんで箱に納めて…。こんなを事なぜか思い出し、私も年ねとひとり遠い昔に思いを馳せました。
「山村暮鳥の詩」、「さいじき」、毎回楽しみにしています。
漸寒の冷酒くみてちちろ鳴く
桂子
藤沢市 女性 71歳 主婦

◇味にまつわる味わいのあるエッセイを楽しんで読みました。それぞれが「味」を大切に思われているところに共感しました。機会があればまた読みたいです。
《煉瓦亭》は心のこもった手づくりの味に満足しました。ゆっくりと食事を楽しみ、午後の買物への活力を補給できるよいお店だと思いました。ホッとできる銀座のお店として、また訪れたいと思います。
所沢市 女性 33歳 団体職員

◇全国転勤して歩いておりましたので、知っているお店が多く、思い出とともにゆっくり読んでおります。老舗はやはり品格があり、同じ品でもデパート、駅などより本店で買うのが好きです。
今回も函館宝来町の《千秋庵総本家》でこの冊子を頂いたのですが、看板に見とれ店員の応待もとっても良く、さすがでした。
横浜市 女性 69歳 主婦

◇「のびのび食べたい夏休み」、とても楽しく読ませて頂きました。私は犬養さんのエッセイが大好きで、犬養さんの本を見るとなぜか心がシャキッとするのです。
今日は久しぶりに《杉ノ目》で食事。なんだかわくわくして、久しぶりに会った友と、限定のきのこのお料理をとても美味しく食べました。きのこ、天ぷら美味しかったです。それとキンキ煮がとても参考になりました。
札幌市 女性 60歳 主婦

◇「山賊亭」の栗談義、今年は栗の貰いものが多く、五回も栗御飯をしました。何度食べても美味しく、満足でした。また、我が家の畑でさつまいもが収穫でき、久しぶりにさつまいも御飯を作ったら、これまた栗とは違った美味しさがあり、これもまたやみつきになりそうです。
秋晴れの一日、松江《魚一》に行ってきました。ランチの週替わりメニューで、今日の献立はフグの水炊き、野菜のかき揚げ、茶碗むし、魚のアラ汁、香の物、雑穀ごはん、アフターコーヒー付きでなんと驚きの千五十円! どれも美味しくお腹一杯になりました。
従業員教育も行き届いていて、笑顔と気持良いあいさつ。すっかり満足して外に出ると、目の前の川をゆっくりと遊覧船が通り過ぎて行きました。当分《魚一》通いが続きそうだなと隣の夫。納得した私でした。
米子市 女性 58歳 主婦

◇初めて読ませて頂きました。どのお話も食に関する話が出ており、食いしん坊の私は興味深く拝読しました。とりわけ九月号、水のうまさのお話は楽しく読ませて頂きました。山に登ると美味しい自然のわき水や川の水を口にする事が多く、いつもながら自然の恵みに感謝しています。
三重という地方にいると馴染みの無い名店が多いのですが、お菓子の店となると別物で、私ども庶民にも何度か口にした事のある「鳩サブレー」や「聖」、《竹風堂》のお菓子など好物が沢山ありました。
《貝掛温泉》には山登り(苗場山)の旅の折、入浴・昼食のみ立ち寄りました。かけ流しのお湯の良さと宿の歴史を感じさせる佇まい、雰囲気に感動し、是非次回は宿泊をと願っております。
四日市市 女性 59歳 会社員

◇九月号の「飲み食いチョッといい話」の水のうまさについての文が一番印象に残りました。私の町も至る所に清水があり、名水百選にも選ばれています。料理にとって水がどんなに大切かよく分かりました。
善光寺にお参りにいき《竹風堂》で栗おこわをお土産に買って帰りました。前回の「味の味」で《竹風堂》さんの事を書きました、と申しましたら大変喜んで下さり、九月号を下さいました。最近は一人前や一・五人前等、ひとり暮らしの方でも食べきれるサイズがあり、本当に便利になっております。
富山・入善町 女性 53歳 会社員