カット:kubota tamami



味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2007.6)



◇初めてこの冊子を読ませてもらいました。エッセイや「さいじき」など、とても読みごたえがありました。名店紹介も興味津々でした。
子供が山梨の大学へと進学したものでちょくちょく出掛けます。いつもお土産に《桔梗屋》の信玄餅を買っていきます。お店の雰囲気もよく、店員さんもとても親切に接客して下さいます。今度は新製品の風林火山を頂いてみたいと思っています。ポイントをためるのも楽しみですよ!
富山・入善町 女性 53歳 会社員

◇父がこの冊子を読んでいたのを思い出し立ち寄った《坂本屋》さんで頂きました。まだ幼い頃に父は他界してしまったのですが、血は争えないもの。父と同じように美味しいもの(味覚も心も満たされる)が大好きです。まだ、自分に相応のお店から少し背伸びしたお店くらいにしか行けませんが、心づかいなどまた行きたいと思うお店を見つけたいです。父がこの冊子に投稿していた記事を思い出し、博多中洲にでもうなぎを母と食べに行こうと思います。
最近行ったお店で心に残ったお店ですが、銀座三越の中にあるお店のイートインです。手軽なお店ですがそこで魚をおろしてた人が私と同じくらいの年なのに大切におろしていてその動きにどきりとしました。一度行ってみて下さい。料理人としてどうかなどはプロではない私にはわからないですが、とにかく、こちらも襟を正して大切に食べようという思いになりました。
長崎市 女性 24歳 会社員

◇子供が京都で下宿をするようになり、《聖護院八ツ橋総本店》の本当にすぐ近くで、私もお土産を買おうと店に入りこの本を見つけました。色々なことが書いてあり、びっくり。何といってもお料理がたくさん乗っているのに写真が白黒。多くの本は視覚から読者をひきつけようとするのに。でも納得です。文を読んでいたら自然とその料理のよさが写真からも出て来て思わず美味しそうと言ってしまいます。
いつまでもこの素晴しい本でいてもらいたいと思います。
《白玉屋榮壽》の名物「みむろ」三輪明神へお参りしたときは必ず頂きます。お土産はもとより、お参りした後でお店でお茶と頂くみむろは足の疲れもとれるくらいホッとします。
大和郡山市 女性 46歳 主婦

《大手饅頭伊部屋》へ行ったら、買物のついでにいただきます。色々な人のエッセイが面白いです。毎月読むぞ店でゲットして。
《大手饅頭伊部屋》は岡山の自慢です。どこへ持参しても大変喜ばれます。本当に昔からの味は変わりません。百六十年とはびっくり、デパートなどで買ったり、岡山市京橋で買いますが、箱はまだ温かいんですよ! そのぬくもりが忘れられません。ええな〜岡山「大手まんぢゅう」!
岡山市 男性 55歳 会社員

◇いつも一番に「さいじき」に目を通すのですが、今は何が旬なのかがよくわかり、また昔の暮らしぶりなどが思い出されて懐かしい気持になります。「味の味」の二つの文字がまったく同じなのは本物の味と言う意味なのでしょうか。
今まで瀬戸内海産の藻塩を使ってきましたが、昨年《粟國の塩》を買いました。送料の関係で多量を買ったので友達や知人、来客などに差し上げることにしました。クッキー、和菓子などと、塩のどちらかを選んでいただきますが、みなさん塩の方を持っていかれます。生なり色が魅力なのかなと思いましたが、食育法の制定以来、皆さん自然塩に関心が向いているのかなと思います。「海水のミネラル分を同じバランスで塩に残す」という《粟國の塩》をこれからもずっと使っていきたいと思います。
徳島市 女性 71歳 主婦

◇うなぎとカレー、どちらも食べたいと迷ったとき、《神田きくかわ》さんに声をかけてうなぎ弁当を注文、となりの《神田尾張屋》さんにあがってカレーそば(これが絶品)をたぐって、その間に《神田きくかわ》さんのうなぎ弁当を《神田尾張屋》さんにお届け頂く。うなぎ弁当はあとでゆっくりと楽しむという段取り。
鴻巣市 男性 58歳 会社員

◇「さいじき」、日本の美しい言葉を知る良いコーナーで参考になりました。三ページにわたる料理の作り方も出ていて、この小冊子は大事に保存しようと思いました。全国名店だよりも参考になります。
俳句を教わっている先生に連れられ、数人で《駒形どぜう》に入りました。私にとっては初めての経験で、どぜうは食べられないと思っていましたが、ネギをのせ、
山椒や七味をきかせ、とても美味しく頂きました。お米も美味しく、そえられていた田楽も木の芽が乗っていて春の季節を感じ満足でした。
ひたちなか市 女性 59歳 自営業

《香味屋》、十年近く足しげく通っています。その時々思い込みがあり、種々のものを食してきましたが、いまはサーロインステーキです。記念となる日にはぜひとも食することをお薦め致します。
次にグラスワインの美味しさは私の知る限りこの店以上のものを知りません。ワインを飲む人は多くはありませんが、アルコール度は日本酒以下であって、旨さは比較になりません。この店でグラスワインを飲んでみてください。新しい発見に驚くこと請け合いです。
世田谷区 男性 74歳


◇久々に手にし、旧友に再会したような思いで一気に拝読。数々の「食」にまつわるエッセイにほくそえみました。「京都=八ツ橋」でパリパリ、ポリポリ味わう八ツ橋の手間暇かけた細やかな製菓手順に美味しさを納得です。
母が娘時代から出入りしたという歴史ある《いば昇》さん。母の十三回忌に奇しくも帰省した娘母子と出掛けました。
清潔な真っ白い上っ張りの店員さんに伝統の味が伺いしれました。女将さんの古風な白い割烹着も老舗の風格です。もちろん味も今昔なく舌鼓を打ちました。
名古屋市 女性 70歳 主婦

◇毎月楽しみの「味の味」。特に「さいじき」、季節がややこしいこの頃、しみじみ季節を思いゆったりと致します。《すし萬》が横浜そごうに出店したことを知り、嬉しいです。お友達と出掛けていきます。
献立も少しアレンジして楽しく頂く事も嬉しい事です。料理上手になりますよ。年を重ねると口に合う同じものが多くなってしまうので…。
横浜市 女性 70歳

◇「さいじき」はいつも楽しみに読んでいます。季語の字が大きいのものびのびとして良い感じです。
鎌倉の《豊島屋》鳩サブレーは私の好きなお菓子の一つです。この三月、鎌倉に住んでいた私の友人が、東京に移り住むことになり、引っ越し間近に鳩サブレーを送って下さいました。いつもよりよく味わい、パンフレットも丁寧に読んで、私の思い出の箱にしまいました。いつまでもパンフレットにはこのままの文章で続けて下さい。
函館市 女性 主婦

◇食べる事は好きですが、食すまでの人のかかわりや会席料理など、興味深く読ませてもらいました。
函館の《千秋庵総本家》でこの本に出会いました。この店の三色まんじゅうを息子のお祝い返しに使いたく、来店しましたら親切な店員さんが「お祝いなら、こちらの華やかな方が…」と進めて下さり、新しい《千秋庵総本家》を発見した気分でした。品物を伝える人(店員)によってもお店の価値は変わってくると感じました。
北海道・七飯町 女性 47歳 公務員

◇犬養智子さんの「食べてハッピー」を毎月楽しく拝読させていただいてます。ユニークな発想のエッセイの素晴しさに感服しています。
毎月《すし萬》さんに行くのが楽しみです。さすが三百五十年の伝統、大阪心斎橋筋に少女時代を過ごし、大阪のお寿司が懐かしいです。芦屋に移って約六十年、昨年芦屋川のほとりにも開店され、オープン初日に行きました。シャリの独特の風味が素晴しいです。歩いていける私の唯一の憩いの場所です。
芦屋市 女性 84歳

◇美味しいものを食べたいので今は食費にお金をかけています(長生きできるようにと!)。「全国名店だより」に記載されている所、例えば《煉瓦亭》《香味屋》、《グリル満天星》、《魚新》《竹葉亭》《駒形どぜう》、《神田きくかわ》などいずれも美味しかった!
先日コレド日本橋内の《皆美》より案内状。昼の鯛釜飯御膳を主人と食べに行きました。「もずく」「カレイのみぞれ焼き」「煮物」「天ぷら」「桜鯛釜焼」「デザート」いずれも大変美味でよかったです。
中野区 女性 74歳 主婦

◇昨年の晩秋に訪れた小布施で偶然手にした「味の味」。そのときの感想が読者サロンに載り、ご縁が出来ました。「さいじき」が私には待ち遠しい記事です。山村暮鳥の詩もとてもよいです。ずーっと載せて下さい。今年中に松江に旅したいと思います。《魚一》に行くのも楽しみの一つにしております。
野に摘みし供えて苦し明日葉や

一人居の春のかたみの蕗の味噌

藤沢市 女性 70歳 主婦

◇「味の味」は季節感があり、とっても好きです。表紙のお料理も美味しそうでお店に行って食べたくなります。献立も季節に合った食材でとっても楽しくなります。
《神田きくかわ》のうなぎが大好きです。お重からはみ出る大きなうなぎ、店員さんのしゃきしゃきした応対、お店は狭いですが何回も足を運んでしまいます。
《花吹雪》の桜おこわもとっても美味しいです。桜が咲いたらいつも食べに行きます。
伊東市 女性 35歳 サービス業

◇渋谷高弘氏の「外堀の水面、さようなら〜」の写真を何回も見ながら昭和三十一年頃の有楽町付近を思い出しました。「有楽町で逢いましょう」の歌が浮かび、岸恵子さんの「真知子巻き」、あの戦いのあと、貧しかったけれどプラトニックの愛に打たれたあの頃が思い出されます。
孫二人を連れて鎌倉行きのため結構疲れ、その上お手洗いの近い孫と同行のため苦労すると思ったが、《豊島屋》さんの店員の方々のご配慮で小一、二の孫たちは手洗いを済ますことが出来、感謝しています。その上二階の展示室で目の保養をさせていただき、この店に文化ありと思いました。
さいたま市 男性 73歳