岡山県北部の山間に湧く美作三湯の一つ・湯原温泉の《八景》では、地野菜を中心とした月替わりの会席“山里料理”が味わえる。

右上は、お造りに地の野菜をたっぷり使って仕上げた人気の『地鶏の和風サラダ』。鶏肉特有の臭いを抑え、余分な脂肪を落とした津山産の赤鶏「岡山桃太郎地どり」を使っている。皮と腿肉は焼き、笹身は湯掻き、程好い歯応えと独特のコク、甘味を味わえる一品。野菜は蒜山の夏大根、胡瓜、人参、赤玉葱、浅葱、黄韮、ラディッシュなど、正原調理長特製の胡麻ドレッシングは売店で販売もしている。

左上は『玉蜀黍の豆腐』、玉蜀黍(とうもろこし)を茹でて裏漉しし、蒜山特産の濃い牛乳と出汁を合わせ、葛で丁寧に練り上げて作る。枝豆や湯葉など、月毎に供される変わり豆腐の一つ。下は自家製の蓼酢で頂く『鮎の塩焼き』と旬の山桃ワイン漬け。いずれも通常のコース料理だが、今月中は鮎を天ぷら、背越し、味噌汁などで存分に味わう『鮎コース』が、9月中旬からは『松茸コース』が用意されている。また、量とカロリーを抑えた『八品プラン』も人気である。

写真提供:《八景》岡山県真庭市豊栄1572
TEL.0867-62-2211(
代)