カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2008.6)



◇いつもながら表紙が楽しみですが、四月号は大好きな《すし萬》さんの雀鮨の三百五十年の伝統ある写真で、また雀鮨の由来がはっきりと説明された記事があり、感激しています。代々の当主の方々のご努力には頭が下がります。昔ながらの味を守り続けるということはどんなにか大変な事でしょう。いつまでも私たちを楽しませて下さい。芦屋川畔の《すし萬》さんへ行き、料理を頂けるのが至上の楽しみで、毎月お邪魔しています。サービスも満点です。ポートピアホテル内にも時々うかがいます。どちらのお店もすしご飯が独特の味で私のささやかな楽しみの一つです。健康に感謝しつついつまでも通い続けたいお店です。
芦屋市 女性 85歳

◇さくら鯛のページ、興味深く読ませていただきました。私は幸いにも鳴門に近いところに住んでいますので、今は旬のさくら鯛を奮発して買い求め料理しようかと思っています。血胆以外は全部賞玩していいとの記述には目からウロコの感じでした。手に入ればそのように調理したいと思います。
徳島で手みやげと言えば、「小男鹿」「鉄崖」等の商品でおなじみの《冨士屋》さんが最高です。和三盆糖を贅沢に使い、甘からず不味からず心に優しさをイメージさせる商品群です。
今、二軒屋の本店ではしだれ桜が満開です。濃いピンク色の桜は見る人総てに幸せ感を与えてくれます。貴誌を手に入れた蔵本店でもメリハリの利いた接客をしていただきありがたく思っています。
徳島市 男性 54歳 会社員

◇「食べてハッピー」、最近ちょっと忙しい日が続いたので早速アメリカの家庭料理で時間を捻出したいと思います。
長崎《坂本屋》さんへアルコールが苦手で甘い物が好きな私たち夫婦で行った時の事、お酒を頼まなかったので、卓袱の最後のおしるこの時に仲居さんが「お酒をお飲みにならないので、甘い物がお好きかなと思っておしるこちょっと多めにしました」と、ありがたい気配りに感動しました。
豊島区 女性 42歳 主婦

◇先日《菓子工房とむ》の「押花せんべい」を購入しました。一枚一枚へ押花の素晴らしさに感動し、続いて進物のためにまた購入しました。送り先の友人より「食べることがもったいなくまだ飾っています」とか「一枚一枚への手作りのあったかさを感じるね」と言われ、贈った私も大変喜びました。
雲南市 匿名希望

◇未だ行ったことのないお店とか、お取り寄せしたいようなお菓子とか知ることができ、楽しく拝読させて頂きました。
三月の連休に《筍亭》に初めて伺いました。「ここは京都」と納得するようなお店でした。竹から出るエキスを初めて飲んだり、湯豆腐にちょっとしたこのお店ならではのアイデアがあったりで、主婦としてこの知恵を頂きたいと思うヒントもありました。
杉並区 女性 61歳 主婦

◇「山菜がこんなにたくさんあるなんて!」先日、バスツアーで山形、岩手、福島と廻った時に旅館の横でふきのとうを山ほど採ることが出来感激しました。玉川一郎さんのエッセイも山形の山菜と記されていましたが、もちろん天然の風味は格別でした。
これを頂いた《会津葵》もそのときのバスツアーで、会津の城のそばで立ち寄った、初めて知ったお店でしたが、ユニークな店構えと美しいお菓子に家内はすっかりファンになりました。日本の伝統に西洋文化が融合した風雅、美しい包装、そして何より味が良かったです。友人のお土産用にも購入させて頂きました。東京では知る事のなかった地方の名店を訪問できたのも今回の旅行の宝でした。
川崎市 男性 59歳 会社員

◇表紙の写真が毎号美味しそうで、すぐに買いに走りたくなります。毎号待ち遠しいのは吉田あやこさんの「食べもの世界紀行」、行かれないところに行って、一緒に食べているような気持ちになり、世界は色々だなあと感心します。また、「昭和写真帖」、そのときの自分と照らし合わせて様々な気持ちになります。日本も本当に豊かになり変わったとつくづく思います。現在に感謝です。
十年ぶり位でしょうか、鎌倉・横浜で小学校の同期会をしました。毎年続けていますが、どうしても関西中心になります。桜満開の鎌倉では是非行きたかった《豊島屋》さんに行く事が出来、「鳩サブレー」「小鳩豆楽」を求め、お土産にしました。どちらも品のいいお味に満足… 機会があればゆっくりと、もう一度行きたいものです。
伊丹市 女性 77歳 主婦

◇いつもながら表紙の写真の美味しそうな画に感心。においや質感まで感じ取れそうなお写真ですね。
来年善光寺は七年に一度の御開帳の年にあたります。その時が最も長野のにぎわう時、観光バスもいっぱい来ます。参道をぶらつく事がありましたら、是非寄って頂きたいのが「栗おこわ」がおいしい《竹風堂》さん。でも私のおすすめは「栗あんしるこ」です。焼き目のついた香ばしいお餅は栗あんで作った汁にぽっこり浮かんで、栗の上品な甘さに沢山歩いた疲れも吹っ飛びます。美味しいですよ。
長野市 女性 41歳 保健師

◇「飲み食いチョッといい話・畳鰯」が興味深く勉強になりました。食材が主食(メインと言う意味で)で扱われる事がなく、私的にはとても参考になりました。
貴誌のおかげで今まで知らなかった店《ボンナ・カストラ》に行ってきました。ほうれん草のチーズフォンデュを頂きましたが、コクがありとても美味しかったです。量(パン)もたっぷりとあり、またお友達と行きたくなるお店の一つになりました。
さいたま市 女性 62歳


◇今月号は裏表紙に徳島の和菓子「小男鹿」が載っていました。地元なのでなんとなく嬉しかったです。
《グリル満天星》の丸ビル店に行ってきました。何を食べようか迷っていた所、お店の方がさりげなく助言して下さって、やはり名物オムライスを食べました。上にかかっている卵はフワッとしてやわらかく、中のケチャップライスは味が濃くなく、卵と一緒に食べると卵の味がしっかりして、やはり名物、本当に美味しかった。帰る時先ほどの店の方が「いかがでしたか?」と声をかけて下さって、それもまた気持ちがよかったです。
徳島・海陽町 女性 58歳 主婦

◇鯛のおいしい季節にやはり《すし萬》の「小鯛雀鮨」、好物の一つです。とても旨い表紙ですね。
高松へ年二回ほど行くのですが、《三友堂》さんの四季の和菓子をいつも楽しみに求めます。「木守」も美味ですが、和菓子も値段以上の美味です。店員さんもとても丁寧に礼儀正しく、片原での買い物に気分がほっとしております。好きな街高松です。
大阪市 女性 50歳 主婦

◇犬養智子さんの「うちで作るの大好きだけど」は面白いエッセイ。玉川一郎さんの「山菜のこと」は山菜好きの私には興味のあるエッセイでした。さらに「とんち教室」のレギュラーとしての回答をふと思い出しました。
《柴舟小出》に「草木とう」という和菓子があることに気づかなかった。「柴舟」「新菓苑」に「三作せんべい」「相あい」はよく賞味したのだが…。妻に「草木とう」を買ってきてもらうことにした。いろいろ賞味できることに感謝するとともに、賞味できる日々を大切にしたい。
金沢市 男性 63歳

◇犬養智子氏のエッセイ、料理は心… されど道具も重要と、つい高価なものを仕入れる時もあります。使い込んで元がとれれば幸い、台所のこやしとなっているものもあります。…結果、愛情と時間、手間が大切ということに私自身も落ち着きます。幸せな食卓を!
なごみの宿《角上楼》へ久々に親子三人でおじゃましました。仕事で疲れたり、子供たちと休みのスケジュールが合うと利用させてもらいます。お部屋も前回のときと違う部屋を用意して頂いたり、つかず離れずの気持ちいいサービス(営業部長の肩書の宿ネコ・タンくんも)で心が癒されます。中庭の植込みのトサミズキ、アラカシ、サンシュなど雑木林も私にとっては里山風景で素敵でした。
名古屋市 女性 59歳 看護師

◇今春は土筆を幾度も摘み、土筆尽くしの食卓を楽しみました。折しも四月号の「ですくから」に可愛らしい土筆のイラストを添えた山菜の一文。しみじみと春の味覚と地産地消の喜びを思い知りました。
母が存命中、帰名すると必ず《いば昇》へ。母亡き今は娘が帰省の度に孫娘と昼食に。孫娘も小三となり、「ひつまぶし」を三人前取りました。少々食べきれず、仲居さんがラップと包装紙で包んで快く持ち帰らせて頂きました。「もったいないし、持ち帰っても美味しいですよ」と嬉しくなりました。ちなみに《いば昇》は母が戦前の旧店以来、孫娘四代のひいき店です。
名古屋市 女性 71歳 主婦

◇とにかく食べることが大好きな私。紹介されているお店にもかなりの割合で行ったり、購入したりしています。そんな私の大のお気に入りは《出雲國仁多米》です。雪が降り、綺麗な水と空気があるからこその輝きのある甘いおいしいお米です。このお米を食べたら、他で良く名のあがる有名なお米が普通のお米に思えるほど。お正月は必ず仁多米で作られた丸もちを購入しています。まさか「味の味」で私の好きなお米が紹介されているとは思わず、驚きました。
さいたま市 女性 38歳 会社員

◇毎朝、茶粥か白粥を必ず炊くのですが《粟國の塩》を出来上がりに入れますと、一段と美味しくなります。《白玉屋榮壽》の最中「みむろ」は子供の頃よりよく頂きましたが、年を重ねるほど、その美味しさがよくわかってきました。「小鯛雀鮨」は今は亡き父が好物でその味の良さは格別でした。
奈良・吉野町 女性 65歳 主婦

◇今回旅をした先で本誌を見つけましたが、載っていた《田季野》はとても趣き深いお店構えで、土地の色を大変印象づけてくれる良いお店でした。お料理もふたを開けると同時に感動を与えてくれ、子連れの我々に個室の座敷を用意して下さり、この店に入って良かったと思える旅になりました。もし知り合いが会津に旅行するなら、ぜひともお勧めしたい一店です。
奈良市 女性 28歳 会社員

◇根っからのさぬきっ子ですので《三友堂》の「木守」と、《宗家くつわ堂》の「瓦せんべい」はお友達へ送って差し上げています。若い子には瓦せんべいの特大サイズが喜ばれています。結婚式の引き出物に二人の名前を入れて焼いて下さるのを今日知りました。
固い愛を誓うのですね…。
高松市 女性 49歳 会社員

◇長崎小浜《旅館國崎》にてこの本を手に取りました。
宿では活け造りつきの夕食、プリプリコリコリの魚や貝。鮮度抜群で二人では食べ切れないくらいの量でした。熱いものは熱いうちに、揚げ物は揚げたてを… 美味しい食材が一段と美味しく伝わったのは言うまでもありません。風呂と食事と心優しいもてなし…大満足のひとときでした。
佐賀市 女性 58歳 主婦

◇「楽味抄・蕎麦思考」、蕎麦の美味しさを丁寧に解説していて蕎麦を食べる楽しみが増えた気がする。
《神田尾張屋》、十五年前より週一、二回行く。気軽に入れる店の雰囲気が気に入っている。《ベルツ》ネット販売でハムソーセージ詰め合わせ購入。味好し。
横浜市 男性 68歳 会社員

◇永年京都に住んでいますが、知らない名店多く、あらためて訪問します。東京も娘一族が住み、訪問する予定です。
田丸弥別荘《吉祥山宿》は、京都北山の鞍馬寺奥の花背峠近くにあります。グループでディナーを楽しみ、宿泊も素晴しい夜空を見て本格シェフのフランス料理をワインで味わいました。木造りの山荘、ラドン湯に浸かり寛ぐと、幸運をつかむ人生が待ち受けるぐらい、気持に元気をつける世界が広がりました。京都の有名なかくれ宿です。特に夏秋が最高です。
京田辺市 男性 71歳 会社員