カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2008.8)



◇都合があって毎月東京に出向いている私にとって、東京の名店と名を列ねている会津のお店、そしてそんなことも知らず「ステキな美味しいお店」として来店できたこと、とても嬉しいことです。食した後に知ることも嬉しいものです。旅行で出かけた折には貴誌の紹介店に出向いてみたいです。
会津の輪箱飯《田季野》のリピーターの一人です。磨き抜かれた店内での食事、今回はコースで十二分に堪能させて頂きました。仲間の中では馬刺しは… と躊躇したものの挑戦、その美味しさに満足でした。また、座敷に通されたものの「膝が痛くて…」の申し出に心良く椅子席に通して頂き、感謝しております。年齢を重ねると食へのこだわりばかりでなく、無理なサービスの要求も心ならずともしてしまうこと、申し訳なく思いますが、有難い対応に感謝です。
いわき市 女性 58歳 主婦

◇今月の表紙で紹介されていた《竹風堂》の「方寸」は茶道を習っている私にはなじみのあるお菓子です。きめが細かくて口の中でゆっくりととけていく感覚と香ばしさを思いだし、食べたくなりました。「方寸」の名の由来もわかって、ますます親しみを感じました。
さいたま市に住む私にとって、《アルピーノ村》は昔から慣れ親しんでいる場所です。昔は車でないとなかなか行けない所でしたが、さいたま新都心駅が出来て、電車でも行けるようになりました。以前はちょっと隠れ家的なお店として、通ぶって知人に紹介していましたが、今ではさいたまの殆どの人が知る村となったのがちょっとさみしいです。私は和風の店構えのビーフシチューの《素敵屋さん》が特にお気に入りです。
さいたま市 女性 38歳 会社員

◇《和田金》さまに数年前にお伺いしたことがあり、お肉の味が忘れられなくて、今回は五月三十日にお友達と三人で伺いました。
すき焼とあみ焼を、またビール、冷酒もいただき楽しい時間を過ごさせて頂きました。すき焼のタレも上品な味で食が進みました。あみ焼もお肉が柔らかく味もよく美味しく頂きました。
お店の方の説明もよく、また機会があれば是非お伺いしたいと思います。
桑名市 女性 54歳 主婦

◇昭和三十年の銀座の様子と、トレンチケースが流行っていた事、とても楽しく読ませて頂きました。二十六年生まれの私にとってOLさん月給五千円の時、映画百九十円と言う事が勉強になりました。わらびもちを作ってみたかったので「献立」も参考になります。ぜひこの通りに作ってみます。
行きたかった《煉瓦亭》への地図がありましたので行って食べてきます。お値段も書いてあったので大助かり。テレビで見てハヤシライスが食べたかったのです。
杉並区 女性 56歳

◇「昭和写真帖」いつも懐かしく拝見しています。その頃のファッション、月給、映画代などがわかり、面白いです。これからも楽しみにしています。
京都へ行って《田丸弥》本店の前を通った所、近くの下鴨神社にも咲いている「葵」の苗が売っていました。見ていた所《田丸弥》のご主人と見られる方が出てきて葵について丁寧に説明してくださいました。今その「葵」はわが家で元気に育っています。
徳島・海陽町 女性 58歳 主婦

《白玉屋榮壽》さんはいつも利用させて頂いていますが、「味の味」は今回初めて読ませてもらいました。全国の銘菓、料理、宿、食品などが掲載されてるとは知りませんでした。贈り物をするのに利用させて頂きます。
私は六十一年間桜井に住んでおります。「みむろ最中」は日本一だと自信をもっております。餡はもちろんですが、皮が口の中でなめらかにとけるところが最高に美味しいです。他の最中は皮が口の中にくっついたりするのが多いですが、一度食して頂くとよくわかって頂けると思いますので、ぜひ皆さんも食べてみて下さい。
桜井市 女性 61歳 主婦

◇「名店この一品」、《粟国生なり糖》の特長の紹介がありました。
小生甘党で黒砂糖に目がありません。近々上京しますのでその際この砂糖を購入し、自然の甘味を是非試してみたいと思います。
梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすため、《竹葉亭》(横浜そごう店)で昼食に「うな重」を取りました。やや濃い目のタレでしたが、ふっくらとしたうなぎの味を堪能しました。外食をするとき色々目移りしますが、次は土用に行ける事を楽しみに、不順な季節を乗り切りたいと思います。
横須賀市 男性 67歳

◇函館の近郊、大沼のそばに「蓴菜沼」という沼がある。文字通りじゅんさいが採れるので、道南の人には「じゅんさい」はわりとポピュラーな食物だ。しかし一般では高級料亭でしか味わえない食物のようです。今回の平野雅章氏の「蓴菜 水の味」は面白かった。
函館の《千秋庵総本家》はわが家の近くでよく行きます。ここの「どら焼」は絶品。札幌からきた子供等もすごく喜んで買って帰る。
函館市 男性 75歳

◇表紙が故郷信州の《竹風堂》の「方寸」だったので思わず手にとり、頂いて帰りよく読ませて頂きました。昔行ったことのある《煉瓦亭》、《グリル満天星》も載っていて嬉しく、また岡部伊都子さんの随筆も拝読。御冥福をお祈り致します。
伊豆高原の《花吹雪》に宿泊しました。スタッフの皆さんのさりげないおもてなし、とても感じよく、ホッと出来ました。また朝、社長さんが城ヶ崎海岸へ散歩に連れて行って下さり、草木や木や石のことなど、色々説明して下さり、途中頂いたタンポポコーヒーの味も忘れられません。もてなしとはこういう事をいうのだと思います。
横浜市 女性 64歳 主婦

◇「食べてハッピー」、犬養智子さんのエッセイがとても楽しく、子供の時私たちの時代週に一度母の作ったお弁当を思いだしました。今のように何の飾りもなく、でも美味しかったです。
待ちに待ったヨサコイを観に行っての帰り、久しぶりに《杉ノ目》に食事に行って、とても美味しく頂きました。特にうどの天ぷらが美味しく、相変わらずお店の感じが良くて、心が落ちつきます。いつかきっと本店の《杉ノ目》に行ってみたいと思っています。
札幌市 女性 62歳 主婦


◇食に対する問題の多い中、日本の「食文化」「のれん」を守る《竹葉亭》の女将さんによる地道な努力と「楽味抄」の誠実なエッセイに感動しました。
私も子供達も孫も大好物の「鳩サブレー」の《豊島屋》さんに、妻と鎌倉に行った時立ち寄らせて頂きました。店も店員さんも明るく笑顔で、二階のギャラリーを拝見し世界の鳩の玩具や置物や、素晴しい絵画、書、歴史の写真等先代のご苦労と努力に感動しました。
八潮市 男性 70歳

◇表紙から始まり、全てに神経の行き届いた記事に久しぶりに楽しませて頂きました。特に「全国名店だより・本物を食べたい」、早速出かけます。多謝。
うなぎの食べ歩きをしています。東京では《神田きくかわ》が気に入っています。特に日比谷店、静かで雰囲気が良い、お持ち帰りも良い。《仙郷楼》へは家族で行きました。山の静かさ、お部屋(和風)が広々して建物が懐かしくて良い。
世田谷区 女性 81歳

◇「蓴菜 水の味」、水を食する日本人、夏に向かう季節に一度は食卓に出したい食品ですが高価で…。でも中国産はちょっと…。
《大手饅頭伊部屋》、久しぶりに本店を訪れました。出来たての
“ぬくい”「大手まんぢゅう」は、昔のままの味わいでした。懐かしいお茶のお稽古の時をふっと思いださせてくれました。時代を感じる堂々とした店構えが歴史を物語っています。岡山を代表する名菓です!
備前市 女性 57歳 自営業

◇「楽味抄・「のれん」を守るためには」、老舗ののれんを守るためには客の方もたすきをつないでいくことがどうしても必要だという話が大変興味深く、また感銘を受けたところである。もちろん客がたすきをつなぐための店の努力は並み大抵のものでないことは十分に想像できることである。
《神田尾張屋》に年五、六回入るが、酒と天ざるをとるのが通例である。とくにソバみそが大変美味でついつい酒が進む。またソバツユもあまり辛くなく、地方人にとっては食べやすく、ソバを生かす味と思っている。
室蘭市 男性 65歳 大学教員

◇食べてみたい料理、菓子、泊まってみたい宿など、一つ一つをじっくりと読みました。岡部伊都子さんの随筆に思いもかけずめぐりあえて、幸せでした。「昭和写真帖」の写真は、映画、特に洋画好きだった亡き母を見たような気がしました。ヘアスタイル、洋服など、母のアルバムのようで、懐かしかったです。
《桔梗屋》さん、「信玄餅」のお店として、甲府山梨土産には必ず買っていましたが、いつも駅売店だったり、道の駅だったり…… 都留文大前店は末の子の進学をきっかけに寄るようになりました。接客のものごしも好ましく、 お店の様子も落ちついています。この次は何を求めようかと都留に行くのが楽しみになるお店です。
富士市 女性 52歳 パート

◇「にがり」の記事に同感します。最近の食品偽装事件のせいか、変に規格が設けられ、実体を把握していない消費者は規格を頼りにしてマスコミ報道をうのみにして物を選びます。(私を含めてですが)昔ながらの自然や手をかけて大切に作られたものが大切にされないのは、日本の宝を失うことになると思い、非常に残念です。本当に良いものはずっと残ってほしいと思います。
《田季野》が掲載されているのを見て、昔家族で旅行した時の事を思いだしました。当時父が単身赴任をしていて東北に住んでおり、まだ学生だった私は夏休み等に家族で行き、東北をあちこち父に連れていってもらいました。
ここのお店も「輪箱飯」も良かったことを思いだしました。懐かしかったです。
小平市 女性 36歳 会社員

◇辰口温泉の《萬葉》さんへ一年ぶりに泊めて頂きました。いつもながら料理長の会席を本当に美味しく頂き感謝しております。一日の宿泊ではもったいないです。今年より春夏秋冬、最高の気分を味わいに行きたいです。仲居さんも良くしてくれました。
「全国名店だより」、松阪の《和田金》のすき焼きはとても美味で素敵です。また大阪の《すし萬》の大阪ずしはいつ頂いても本当に美味しいです。
五月号、みなもとごろうさんの「舞台と食」の鍋焼きうどん、五十嵐大祐さんの「会津和人参秘話」等大変面白く拝読しました。
和泉市 男性 75歳
◇「食べもの世界紀行」に出てきたチーズステーキの店、日本にも一号店が出来れば! と思う一方、現地にあるから行列ができるのでしょうか? 食べてみたいです。食べものにまつわるエッセイは読んでいて幸せな気分になります。次号も楽しみです。
名古屋に居を構えて二か月、栄で所用を済ませ、ふと立ち寄った《いば昇》さん。「ひつまぶし」なるものを初めて口にし、その美味しかったこと! こんがりと焼けたうなぎの皮がこんなにも美味しいなんて! 嬉しくなりました。
「味の味」にて名店だと知り、納得しました。月々の「味の味」を手に入れるべく、《いば昇》通いは続くでしょう…。
名古屋市 女性 47歳 主婦

◇九十七歳の母を訪ねて、年に何回か金沢に行きますが、必ず土産を求めに寄るのが《柴舟小出》。「柴舟」は好評で、楽しみに待っている知人数人、我が家でも好物です。
去年、雨の日に立ち寄りましたところ、店内で美味しい茶菓の接待を受けたあと、荷物を持って外に出た時、さりげない仕草で傘をさしかけ、車に乗り込むまで付き添って、にこやかに見送って下さった店員さんに感謝。店員教育の良さに感動したものです。出された茶菓の美味しさで、つい茶菓子用の菓子まで買うこの頃です。
船橋市 女性 70歳 主婦