「起き上がり小法師」は、「初音」(小型の竹笛)、「風車」と共に「会津三縁起」と呼ばれる民芸品である。3センチ程で手のひらに乗る大きさ、一族の繁栄を願い、家族の数より一つ多く買い求めて神棚に供えるのが慣わしである。「転んでも起き上がる」粘り強く、くじけないという会津人気質を表した縁起物である。そして今、この起き上がり小法師が震災の復興のシンボルとして人気になっている。

《上菓子司 会津葵》の縁起菓子「小法師」は、小豆餡と白小豆黄身餡を用い、白砂糖の石衣で包んで雪の情緒を表した菓子。菓子に巻かれている赤い帯状の染紙には食紅を使い、安全性に配慮。かわいらしい本物の起き上がり小法師が一つ付き、和紙を使ったおしゃれな八角形の箱に入っている。

異色の創案菓子・南蛮かすてあん「会津葵」、「江戸葵」で知られる同店は、会津藩御用の茶問屋・二字屋治郎左衛門の系譜を持つ。お中元に贈物に「小法師」で、福島を応援しよう。950円(送料別)。
■《会津葵》 福島県会津若松市追手町4-18
TEL.0242-26-5555