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小布施《竹風堂》は、栗の名産地である地元・小布施栗をはじめ、国内産の優良栗だけを使って栗菓子を製造販売する質・量ともにトップの専門店として知られる。創業120年という老舗ながら新製品の開発にも意欲的で、今や全国的な人気の『どら焼山』の発売も記憶に新しい。表紙の『きんつば山』も、昨年9月に発売されるとすぐに製造が追いつかないほどの評判となった。
きんつばの名称は、江戸時代に刀のの形にしたを鉄板で焼いたのが始まりとされ、今では四角に切った餡に小麦粉の薄い衣をつけて六面を焼いた庶民的な菓子であるが、時代がかった名称は今もそのまま。の粒餡が一般的だが、この『きんつば山』は、そこに独特の栗粒と栗餡を加えて、今までにない新発想の美味しさを創製した。甘さ控え目、小豆餡と調和した栗粒の味と食感が嬉しい。
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