長い歴史を持つ《すし萬》は、「大阪すし」の元祖である。承応2年、河内屋長兵衛が魚屋として創業、副業として江鮒(ボラの子)のを作ったのが始まりで、その後の天明元年、初代萬助の時、雀鮨専門店となった。
小鯛雀鮨(R)、柳すし、阿奈子(R)すしなどが定番商品としてよく知られるが、季節折々の限定商品も人気を集めている。

表紙の「月見すし」は10月限定で、秋の夜長のお供として月見団子に見立てた、可愛らしいひと口サイズの棒すしである。旬の・・と、中央の薄焼き卵でくるんだおすしは月を、その両側のおすしは、可愛らしいうさぎをイメージ。

秋の宵、名残の月を賞しながら、この「月見すし」を楽しんでみては。
■小鯛雀鮨 鮨萬 大阪市西区靱本町2-3-7
TEL.06-6448-0734