カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2017.3



◇滋賀木之本の《想古亭源内》へ一泊。……奥琵琶湖の林の中にこんな静かな旅館があるのかと初めて知りました。亡き母を思い出す昔ながらのお料理に舌鼓。また個人だけで入浴できる静かなお風呂また、五右衛門風呂等同じ近江にいながら初めて知りました。年老いた私たちには穴場でした。
東近江市 女性 89歳

◇宝来町にある《千秋庵総本家》は時々季節のお菓子を買いに訪れる特別なお店です。他所から嫁いできた身なので、比較的歴史の浅い北海道にあって函館の歴史的建造物の数々は目を見張るものがあります。そんな歴史的地区の一角になじむ味のある佇まいの店舗は壁掛けの古い大時計の音が聞こえ、ゆっくりとした時が流れています。
あんこ党の私にとって何より嬉しいのはこちらのお菓子のあんこがどれも美味しいことです。大きなどらやきで大粒のずっしりとした粒あんを頂いても、もなかやまんじゅう、「函館散歩」のようなあっさりとしたこしあんを頂いても私の中でまだはずれは一度もありません。月ごとに変わる上生もどれも美しく、季節を楽しみながらお茶と美味しく頂けるので、毎月楽しみにしております。
函館市 女性 36歳 主婦

◇月末になると本誌を心待ちにしています。手に取って真っ先に開くのが『さいじき』です。自然の移り変わり、著名人の俳句を詠む姿を想像すると幸せのひと時となります。五・七・五でその人の考えが凝縮され、“何か一句”がホッとする時間です。これからも毎月を楽しみに待ち焦がれます。
 酢の物を俎始めの所作とする
都留市 男性 83歳 妻の介護

◇母(83歳)と同居をするようになり、母にも読んでみたらと言ったら、喜んで読んでいました。《旅亭 萬葉》、行ってみたいですが、なかなかノ本で旅行に行ったつもりになっています。
《煉瓦亭》は安心します。年齢のせいか最近流行の味やあれこれ混ざっているものが少々苦手になりました。夕食のときはゆったり食べたいです。味サービス安心して食べられます。
流山市 女性 53歳 パート

◇どの記事も大変興味のわくもので、楽しむことが出来ました。
《すし萬》、以前の住居が近所にあり、すじかい橋に本店があった頃よりよく利用しております。食欲のないときでもここのお寿司ならつい手がのびる… そんな一品です。大切な人へのお土産としても重宝しております。
大阪市 男性 80歳

◇知っているお店があるとうれしくなります。奈良(地元)だけでなく、全国いろいろ求めてお菓子の旅に出るきっかけになります。
《冨士屋》さんでいろんなお菓子をバラで少しずつ購入(ひとり暮らしなのでノ)面倒なのにきちんと丁寧に対応して頂きました。
大和郡山市 女性 85歳

◇『食文化の鑑識一筆/卵カラスミ』はぜひ作ってみたいと考えた。
《グリル満天星》麻布本店、いつもながら良い雰囲気とおいしいお料理でした。
世田谷区 男性 62歳 会社員

◇江上栄子先生の献立はいずれも作ってみたい魅力的なレシピで、数品さっそく作ってみました。作ってみたい、食べてみたいと思える料理を今後もご紹介頂けることを楽しみに期待しております。
《大手饅頭伊部屋》を訪れ、こちらの冊子に出会いました。元々大好きな大手まんぢゅうですが、初めて岡山県内で購入し、まだ作りたての温かな饅頭は本当に美味しく、感激いたしました。
大阪市 女性 32歳 看護師・栄養士

◇『いのちは海から/塩を選ぶ』、塩のルールを初めて知りました。先日おみやげに頂いた沖縄の塩のパッケージにもちゃんと「しお公正マーク」がありました。
帰省すると一度は足を向ける《柴舟小出》、店の人のかわいい笑顔と時には買ったお菓子より高価そうな季節のお菓子とお茶を頂き得した気分!
桑名市 男性 68歳

◇『さいじき』の言葉を読みながら日本のお正月の良さをしみじみ感じました。どれも美しい言葉でした。江上栄子さんの献立はぜひ作ってみたいと思います。
《すぎもと》、民芸の調度品とあたたかなサービスが心に残ったお宿でした。お料理もおいしかったです。また来たいと思います。
箕面市 女性 30歳

◇『舞台と食/捨てる折詰、拾う折詰』、溝口さんがこんな文章を書きそれを映画にとは知りませんでした。感動しました。
プレゼント当選者の京都《田丸弥》の「白川路」の項に小生の名があり、まだかまだかと待っている只今です。楽しみにしています。賞味次第次号にうれしい感想を。
結城市 男性 やきもの師

◇初めて読みました。食に興味があるので、幅広い話題が掲載されていて楽しみました。
《竹風堂》のお菓子は本当においしい。栗の味が濃くて上品な味です。大好きです。
国分寺市 女性 43歳 自営業

◇表紙の《会津葵》の小法師は以前会津若松を旅行した際に購入したお菓子だったので、懐かしく思いました。お菓子とともに入ってる本物の小法師は手作りなので一つ一つ顔が違うのも楽しいです。
先日島根の実家に母から「仁多米」で作ったお餅が送られてきました。お米というと宮城や新潟が有名ですが、地味に「仁多米」の美味しさは通に知られています。もっと多くの人に「仁多米」の美味しさを知ってほしいです。
さいたま市 女性 47歳 会社員

◇今日は何を食べようか? 今日は何を作ろうか? 食事を豊かにしたい時に道標になる冊子でした。日本人が共有すべき普遍的な価値のあるものを紹介下さり、季節感を感じられて、一食一食を大切にしようと思いました。
鎌倉銘菓《豊島屋》さんの鳩サブレーを購入しました。黄色の缶に描かれた鳩のマークもサブレーの形も可愛くて和みます。原材料は小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤とシンプルなのにこれだけお味が美味しいのはすべて上質な原材料だからだとわかります。食べごたえもあり、変わらない偉大さが愛される理由だと思います。尻尾から頂くのが好きです。
京都市 女性 43歳 接客業

◇初めて手にしました。酒に関する本は時々ありますが、食に関しては初めてでした。人様の文章に触れるのも勉強になります。
京都観光バス「京の冬の旅」に申し込んで昼食で寄ったのが西陣の《西陣魚新》でした。安政三年の創業とか。御所が近く各宮様へ有職料理をお届けしている店に、店内の置物や額に菊の御紋が押され思わず見入りました。「今出川豆腐」も美味でした。女将の応待も大変良かったですね。
明石市 男性 73歳 飲食業


◇内容の幅が広い事に驚きました。主人と何度も読み返しております。お酒が好きですので、「卵カラスミ」は作ってみたいと、また『塩の話あれこれ』は地元秋田にハタハタ寿司がありますので、興味深く思いました。私は鮒寿司もハタハタ寿司も大好きですが、主人はます寿司位までです。卵カラスミはきっと二人とも好きそうです。
《駒形どぜう》は上京する度行っております。混んでいるのに手際よく、さわやかな対応にありがたく、気持ちよく食事しております。今度は「味の味」で新規開拓してみたいと思いました。山梨の「桔梗信玄餅」、よく食べていましたが、アイスもあるとは! 楽しみが増えました。
秋田市 女性 49歳 フリー司会者

◇『給食の思い出』、やはり脱脂粉乳とコッペパン。60年前の味、今一度味わってみたい。飲めるかな?
《いば昇》ひつまぶし、名古屋老舗の味さすがです。おかみの上品な対応好感度。
芦屋市 男性 74歳

◇いろいろな内容でとても楽しい記事でした。食べることは人の命、楽しく、美味しく食べる為の参考になりました。
《廣榮堂本店》、年末の餅つきに参加。毎年とても楽しみにしている行事です。あずき大好き、桃太郎のきびだんごも大好きです。
岡山市 女性 70歳

◇まずは表紙《会津葵》の小法師のかわいらしさ、昨年秋まで福島に勤務しており、会津若松にも行っていたので、とても愛着があります。また解説が丁寧に書いてあり、32ページには店舗紹介ととてもわかりやすいです。内容もとても読みでがあります。特に『全国名店だより』、一度は各店舗をめぐりたいと思いました。
地元の《三友堂》に伺いました。初めてなのでお店の看板である「木守」を一つだけ購入しました。三盆糖と干柿でつくられているという事前情報でどんな味かとても興味がありました。実際食べてみると意外というか良い意味で裏切られた感じです。小豆が加わっていることで食感が唯一という感じで皮ももなかとは異なりました。名の由来である茶碗と同じく特別なものであると思いました。一つの購入ですが、店の皆様とても丁寧で本誌を勧めてくれました。店構えも老舗の風格がありました。
高松市 男性 45歳 公務員

◇『パリ一月一日』、『舞台と食』、『食文化の鑑識一筆』が面白かった。
《神田尾張屋》、味が良かった。
川越市 男性 54歳 会社員

◇以前より体にいい塩を探しておりました。週刊誌に載っていた《粟國の塩》を探して購入し、この塩を使った他の商品が無いかと思い、ハガキを出したところパンフレットと塩をすぐに送って頂きました。小渡様の塩に対する想いが感じられる対応で感動いたしました。
仙台市 女性 59歳 会社員

◇冨士眞奈美さんの勢いのある文章に毎度魅了されてしまいます。いつも楽しみにしております。
日本橋《天ぷら魚新》、コースでいつも楽しませて頂いております。揚げたての天ぷらが好物です。
中央区 女性 42歳 会社員

◇美しい言葉で綴られた三木露風の『宝船』、美しい食と文学はきってもきれぬ満足感を与えます。『全国名店だより』はまるで向田邦子の本に出てくるようで、どれも訪れたい店ばかりです。
時折質の良い〈ホンモノ〉を味わいたいなと思った時は、たいてい鰻を食べに行きます。いつもそうですが、鰻が食べたくなる時は肌もパサついている気がして、本能が「おいしい鰻」をもとめているのかも。そのような意味で《竹葉亭》の鰻ははずれません。良い手仕事が作る本物は頑張る気力すらもわきます。日本の大切な食文化だと感じました。
藤沢市 女性 40歳 教員

◇何十年か愛読して来た貴誌ではじめて当選させて頂き、新年早々嬉しく思います。「白川路」、とても美味しい。食にうるさい夫も喜んで食べていました。京都へ行くことはないので、このような形で体験できたのも嬉しいです。ありがとうございました。
私は貴誌に載っている《北出食堂》の近くに住んでいますが、このお店はベジタリアンの私でも気軽に試せるメニューがあったり、スタッフの方は快く相談に乗ってくれて親切です。肉魚貝えびなどを食べないので、いつもお店のメニューでは(あるいは店員に)昔からめんどくさい客と思われていましたが最近は良いですねー。
台東区 女性 50歳 会社員

◇私は《香味屋》のメンチカツが好きで時々ワインと一緒にお昼に食べています。年をとりましたので二個は多く、一個とトマトサラダを楽しんでいます。
「味の味」があると嬉しくなり手に取ります。また《竹葉亭》にも鰻を食べに行きました。益々のご繁栄を祈念申し上げます。
さいたま市 男性 81歳 税理士

◇『いのちは海から』の素晴らしい文章をありがとうございます。私も薄々「減塩」は正しくないのではと思っていました。昭和の初めころに日本人が食べていたものを食べていれば、健康を維持できることがわかりました。
夕霧そば《瓢亭》は本物です。私は年に三回ほどしか行きませんが、いつも大満足です。私が20歳代の頃に出会った店ですが、若い頃に出会えて幸せです。
西宮市 男性 53歳 会社員

◇和食、洋食と名店の味自慢が揃っており、各ページを捲る楽しみがある。
「アルピーノ村」の「ギャラリー樟楠・逸品屋さん」、街中にあって茂みの中の佇まいに古民家を改装したギャラリーがある。名前のごとく雑貨、置物、陶器など逸品が並ぶ。いつも私は厚みのある寿司海苔問屋のやきのりを買う。晩酌には絶品である。
川口市 男性 72歳 年金暮