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輪島市街地から東へ約4キロ、日本海を見下ろす高台の一軒宿《海游能登の庄》。畳廊下、輪島塗の工芸品や家具、美肌の湯「ねぶた温泉」など、「漆と和紙と畳の調和」をテーマに、輪島の魅力を発信し続ける地域に根ざした宿である。
表紙は能登の味覚を盛り込んだ正月会席の前菜と煮物椀。前菜は手綱ずし、ゆべしカマンベールチーズ、茶ぶりなまこ、子持ち鮎甘露煮、白子とうふ、いくら醤油漬け、干口子、栗茶巾しぼり、手鞠麩、稲穂。煮物椀はかぶら黄金蒸、しめじ、三つ葉、海老うす葛仕立。この一年の無事を願いつつ一献傾け、舌鼓を打つのが楽しみな縁起よい品々である。
昨夏には1.8mのヒノキの浴槽がある浴室と、輪島塗の魅力を堪能できる寝室を備えた癒しの客室「天の川」を新設。朝市、千枚田、漆芸美術館なども興味深い。美湯と美味を楽しむ輪島のお正月はいかがですか。
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