都心から電車で約30分のさいたま新都心駅よりひとあし、豊かな緑に囲まれたアルピーノ村にあるフランス料理店《アルピーノ》。素材を大切にした確かな味と心温まるおもてなしが定評の名店である。

表紙はディナーコース前菜の一皿。富士山麓の清らかな水で功刀さんが真心こめて大切に育てた“くぬぎ鱒(ます)”に、最低限の温度帯でじっくり火を通した『くぬぎ鱒の低温コンフィ』は、口に入れるとホロホロと身が崩れ、鱒の旨味が広がる。そのコンフィをエスコートするのは、地元埼玉で穫れる緑の野菜たち。小松菜やほうれん草を丁寧に調理した鮮やかな緑のソースが鱒の味わいをさらに引き立て、透明なトマトのゼリーの酸味が後味爽やかにしめくくる。

魚菜それぞれの良さが見事に調和した一皿で豊かなひとときをどうぞ。

■アルピーノ
さいたま市大宮区北袋町1丁目 TEL.048-641-9489