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名湯として名高い信州松本の美ヶ原温泉。中でも《民芸のお宿 旅館すぎもと》は、最古の歴史を誇る。
宿の料理「束間野会席」（つかまのかいせき）は、旬の地元食材を生かした創作郷土料理で、季節の釜飯、馬刺し、岩魚のなめろう焼き、山菜天ぷら、キノコ鍋、そして館主自らが手打ちする「ひきぐるみ十割蕎麦」（1日限定10枚）等々、絶品の味わいが揃う。また、その時々に合わせた、いわば一期一会の料理に出会うこともある。表紙はそんな“すぎもと流”のひとつ、地元の信州プレミアム牛を使った滋味深い『すぎもと流 牛のたたき』である。
木造三階建ての建物は、昭和初期の建造。太い柱や梁、磨きぬかれた廊下、松本民芸家具や骨董などが目を引く。客室は17室。また、バーや、オーディオ談話室など遊び心溢れる館内施設、そして無色透明で滑らかな美肌と子宝の湯「束間の温湯」は、掛け流しでゆったりと寛げる。
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