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琵琶湖の北端、かつて羽柴秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳（しずがたけ）古戦場の麓にたたずむ料理旅館《想古亭源内》。
本館は農家であった初代から17代の今まで手入れを続ける萱葺き屋根。静かな時が流れる宿で、泊まりは1日4組限り。また、日帰りで料理を楽しむプランも人気がある。
「季節のない食べ物は使わない。ハイカラな料理はするな。本当の田舎料理を食べて頂け」。これが家訓である。地産地消、味噌や豆腐、コンニャクなどは手作りされる。
表紙は湖国近江の美味で仕立てられた会席コース。5色のソースで味わう近江牛のミニステーキ（中央下）、ホンモロコ、エビ豆、手長エビなど琵琶湖の幸の盛り合わせ（同右上）。鯉（こい）の湯洗い、自家製ヨモギこんにゃく造り（同左上）、近江牛の冷製（右上）、炭焼ウナギの煮う麺（にゅうめん）（左）など、地場ならではの味の魅力を余すことなく堪能できる献立となっている。
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