安政3年(1856)創業の《廣榮堂本店》は、吉備団子の元祖である。初代・武田浅次郎氏は黍の粉を蒸し固めただけだった団子を、もち米と砂糖や水飴を用いて、黍で風味を付け御茶菓子用に仕立てた。これが今に続く吉備団子の原型である。

昭和52年(1977)発売、あっさりした甘味と弾力ある食感の『むかし吉備団子』は、「昔づくり」にこだわり、健康や安全、本物を追求した逸品。主原料のもち米は、昔から「政所もち」(まどころもち)と呼ばれるもち米の産地で有名な岡山市高松地区の契約農家の方が栽培した特別栽培米を使用。この希少なもち米を一晩水に浸して石臼で挽き、丹精込めて調製し、厳選した砂糖と水飴を加えて煉り上げ、最後に上質な黍で風味を付ける。

15個入(木箱)はじめ24個入、35個入など各種あり。地の恵みと農家の熱意、《廣榮堂本店》の伝統の技が生んだ“日本一のきびだんご”をぜひご賞味あれ。


■廣榮堂本店
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本店)岡山市中区中納言町7-32 TEL.086-272-2268