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ウニの握りに、赤酢のシャリを使用すると、濃厚なウニの旨味がより増幅してさらに旨味が増す――。
築地の地で四代にわたり培ってきた寿司の技がここに生きている。
創業100周年を来年にひかえる《築地玉寿司》。さらなるネタの旨味を味わってほしいと、昨年末、築地本店2階に『鮨 本店上（のぼ）ル』を開店。江戸前寿司の「温故知新」をテーマに、表紙の「ウニの握り」はじめ、赤酢や自家製発酵調味料を用いるなど、店主の渡辺裕也さんが季節のネタに独自の手間を加えた「店主おまかせ極みコース」を提供する。
コースは全16品（内、にぎりは8〜10貫・変更あり）。完全予約制。隠れ家を思わせる店内は、カウンター13席と職人が一人で担当する6席分の貸切個室がある。営業は17時〜23時。
毎朝、目利きが買い付けた最高のネタを熟練の職人が握る、古くて新しい江戸前寿司。どうぞお試しを。
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