カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2008.12)



◇毎月楽しみにしているのは、「食べてハッピー」です。犬養智子さんの軽快な文章と、レシピや美味しいものの案内はとても参考になり、新しい発見が沢山あります。キュウリのスープは是非チャレンジしてみたいと思います。
新宿のセゾンプラザの地下に《マトリョーシカ》があった頃、よく食事に行きました。たぶんあの場所に二十年くらいあったと思うのですが、私が大学に通っていた頃からずっと行き続け、娘が大学生になり二人でワインをかたむけるまでお食事に行きました。とても小さなお店でしたが、いつ行っても同じ味と同じサービスが受けられ、安心して食事ができて本当にいい店だと思いました。つぼ焼きとボルシチとロシアンティーは最高です。今ではその場所にはありませんが、そこで働くボーイさんも、とてもきちんとしていて、好きでしたね。今もいるかな?
東村山市 女性 47歳 主婦

◇「山賊亭・魚オンチのサカナ食い」は視点がユニークで楽しく読ませていただきました。
二十五年程前、茨城の地に移り住んだ際、口にしたのが《佐浦》「浦霞」でした。霞ヶ浦をもじった御当地のお酒と思い込んで、飲んでおりました。すぐ後になって宮城県産であることを知りましたが、現在でも愛飲しております。「浦霞 禅」は特に味に秀でており、コクと香りが深く味わえます。
石岡市 男性 59歳 教員

◇犬養さんの「食べてハッピー」は身近な事ながら知らなかったことが多く書いてあるので大好きです。表紙から心ひかれる「味の味」、大好きです!
歩いていける所に“本物を食べたい”名店の一つ《和田金》さんがあります。偽装が多い現代、こちらでお肉、そして安心を買っています。店員さんの感じのいい笑顔、包みを開けた時の甘い香り、食べると舌が喜んでとても幸せな気分になることができます。
松阪市 女性 38歳

◇京都の岡崎へ行った時“お土産に八ッ橋を”と思い、店に入ったとたん目に飛び込んできたのは八ッ橋ではなくふんわりと、そして程よくこんがりと焼き上がった表紙の本誌でした。どら焼き大好きの私としては、店内には商品として売られているはずもない“どらやき”を目で追って探しました。いつかは《千秋庵総本家》のどら焼きを味わってみたいです。
「全国名店だより」の中で買い求めましたのは京都の《聖護院八ッ橋総本店》と沖縄旅行の折土産にと求めた《粟國の塩》です。
そして更には、今夏娘が長崎へ旅行した折「カステラの元祖と言われるお店のとっても美味しいカステラを送ったよ!」とメールがあり頂きました、今までに味わったことのないくらい、しっとり、ぽってりとして甘さも少し控えめのカステラでした。娘からのお土産ということもありますが、忘れられない美味しさの味の一つです。それが《松翁軒》のカステラでした。今この冊子をめくって店名と包装紙が見覚えのあるものでしたので、ペンをとりました。この冊子で出会い、ちょっとした感動でした。
京丹後市 女性 50歳 自営業

◇電車で帰る中一気に読んでしまいました。いろいろ読みがいのある楽しい本ですね。愛用のお店が結構あって嬉しくなりました。
特に《田丸弥》の「白川路」は仕事で主人が京都に行くたび(月一度)お友達の注文も受けて何袋も買っております。
大阪市 女性 60歳 主婦

◇中身が濃くて旬の味が満載なところが大いに気に入っています。
食べることが大好きで、姉妹、知人等でよく食事をします。週に二〜三度のランチが多いです。その時頼りになるのが「全国名店だより」です。期待を裏切らないです。
“お料理が美味しい”のはもちろんのことですが、“笑顔”もしくは真面目なふるまいだと、料理はもっとおいしくなります。そしてまた行きたくなります。
東村山市 女性 53歳 主婦

◇表紙からほんのり香ってくる(それは「味の味」っていう本なんだけど)「どらやき」。北斗市は函館の隣町なんだけど北海道の入口の代表的なお菓子です。表紙が素敵でした。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」と、いつも明るい声をかけてくれる《千秋庵総本家》の販売員さん。美味しいお菓子もますます美味しくなります。幼い時から慣れ親しんできた味。母から子へと伝わります。悲しい時も、嬉しい時もいつもそばにあるお菓子。《千秋庵総本家》のお菓子はそんなお菓子です。
北斗市 女性 51歳 会社員

◇“食”に関するエッセイ、季節感もあり楽しく拝読しました。最近は《竹風堂》さんの栗おこわ、ようかんなど頂き、昔から変わらずの美味しさを感じ、良かったです。
調布市 女性 66歳 主婦

◇全国の美味しいお店が載っていてとても興味深く思いました。今回湯島の《バール・ドゥエ》さんにランチにお邪魔しました。店長のママさんがとても素材にこだわりを持っていらっしゃり、たかがランチ――という気持も少し引き締まりながら料理を味わって食べることができました。美味しく食事ができました。
川崎市 女性 41歳 会社員

◇「楽味抄・父の言葉」を味わい深く読みました。印象に残る言葉に「何処の土地にも空気があり遠慮して暮らすように」があり、心に残ります。
《小梨の湯 笹屋》さんには毎年春と秋の二回お世話になっております。この宿の私の印象は「シンプル」という文字がうかびます。その中でも特にお風呂の有り様に私は魅力を感じ通っている次第です。願わくばその雰囲気を持続していただくことを…。
甲賀市 女性 66歳


◇表紙の「どらやき」がとても美味しそうに写っていたので思わず手にとり持ち帰りました。
普段行くことのないお店の内容や予算等が載っており、今後参考にしたいなと思いました。《ボンナ・カストラ》さんへ初めて入り、本日のランチを食べました。とっても美味しかったのですが、時間が許せばチーズフォンデュを食べたかった!
沼津市 女性 26歳 介護士

◇昆布が好きなので(だしでも塩昆布でも)檀太郎さん、吉田あやこさんのエッセイが面白かったです。吉田さんの書かれたエストニア、全然興味のなかった国ですが(大相撲に把瑠都がいますが)行ってみたくなりました。檀さんが書かれた韓国へも。
今回久しぶりに上京する友人をかこんで会合するので、案内されている中から二、三か所電話して決めたいと思います。
鎌倉市 女性 49歳

◇いつも店のカウンターで貰っていますが、内容は市販雑誌以上です。今月は「山頭火のこころ」「さいじき」をじっくり読みました。一読して処分するような冊子でなく、私にとっては永年保存誌となっています。
《いば昇》へは、時々この冊子を貰いがてら(?)店に行きます。料理、サービスも良好でお値段も手頃です。
名古屋市 男性 63歳 公務員

◇ちょっと読むのに手頃な冊子で手土産を買いに寄るといただいてきます。「八月は野菜月」を読んで野菜料理をしたくなりましたし、「栗」はちょうど栗ようかんを頂いた時で、ナイスタイミング! と思いました。
《竹風堂》さんの「栗ようかん」、とても美味しかったです。長野へ行ったら買いにうかがいたいと思います。
《桔梗屋》さんの「信玄餅」は県外の方へおみやげにするととても喜んでいただけて嬉しいです。
甲府市 女性 47歳 主婦

◇「味の味」、初めて拝読致しました。馴染みのお菓子やお店など興味深く読みました。「サンマ物語」同感です。「父の言葉」同感です。
娘夫婦が気に入っている仙石原の《仙郷楼》さんに、昨年に続き今年も招待してくれました。《仙郷楼》さんは温泉、料理、サービスともに満足できます。箱根はいつの季節も楽しめますが、秋の仙石原は最高です。
横浜市 女性 58歳 主婦

◇「献立」は多岐に渡り、どれも試してみたくなりました。弁当、菓子などの振分けがあるのが良いです。写真があると盛付け例として嬉しいです。
赤坂《とゝや魚新》さんのお料理はいつも一つ一つ丁寧に作られていて五感で楽しめます。食材についても詳しく楽しく説明していただき、誰と行っても安心して楽しめます。お店の方の心づかいを感じられます。
志木市 女性 32歳 会社員

◇「さいじき」で「菊の酒」の意味を初めて知りました。お茶を習っているのですが、九月九日に菊をモチーフにしたお菓子が出ました。
温泉好きの私にとって地元のたがわ龍泉閣別館《萬葉》には是非行ってみたいと思いました。
金沢市 女性 37歳 会社員

◇「デスクから」――「食欲といえば大食いとか……不快感の方が先にたってしまいます」の記事に同感です。世情は正に不況。値上げや倒産多発期の御時世の折である。メディアも転換して希望と勇気に真の人間味満つる編成をしてもらいたいものです。
神奈川より鎌倉《豊島屋》様製「鳩サブレー」を恵贈頂いた。明治・大正・昭和・平成と焼き続け……とあった。時代は変われども、本来の日本人の舌の正直さは、さすが不変なものだと思い入った次第。
ここ岡山の備前名物《大手饅頭伊部屋》も永遠に伝統の味はこれまた一つなりです。“真実一路”。
岡山市 男性 75歳

◇「舞台と食」は初め読み辛い感じがしましたが、帰宅途中、電車内でもう一度目を通すと情景が目にうかぶ様でした。
《樹太老》、昼にブラッと入り、取り敢えずランチをとり、後はお好みでチョッとつまむつもりが一・五人前をとってしまい、男二人とも全量食べるのに四苦八苦。非常にリーズナブルな店。仲居さんも愛想良かった。
千葉市 男性 59歳 会社役員

◇「八月は野菜月」を楽しく読ませていただきました。
《田丸弥》堀川店さんの「とち餅」はおみやげにかかせないお品です。ほのかなニッキの香りが大変気に入っております。
古河市 女性 56歳 主婦

◇九月号「おくら」のネバネバ話はとても興味深く面白かったです。
《アルピーノ》は毎月一回程度特別な日に利用しています。味も家では出せない奥深い、また食べたいと思う味、サービス、景観。食後のデザートも美味。誰を連れていっても喜ばれます。
さいたま市 男性

◇“本物の味”を楽しむということで興味深く拝読しました。近頃は食べものを選ぶ時、疑心暗鬼で接することがとても悲しいです。
年金生活になり、旅をすることが楽しみです。その地における美味しいものを「味の味」で確認し、味わうことを心掛けています。
今回は久しぶりに上京し、銀座の《イタリー亭》へお邪魔しました。わかりやすい場所で大好きなスパゲッティを心ゆくまで味わうことができ、また友人を誘って食したいと思いました。
名古屋市 女性 64歳

◇三月に他界した父を偲ぶ会を、ごく親しかった数人と伊達鶏《鶏料理 てん》で行っていただきました。食べること、飲むことが好きだった父がお気に入りのお店でした。
オシャレで落ち着ける雰囲気の店内と味もさることながら、ユニークなオーナーとも親しくさせていただいていた様でした。珍しい「一本焼」や、秘伝のたれに長時間漬け込んだ、皮パリ、中は深い味わいの「鶏グリル」を美味しいお酒とともに頂きながら、在りし日の父も、同じ様に幸せな瞬間を迎えたであろうことに慰められる思いでした。
国立市 女性 45歳 会社員