カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2009.1)



◇なんとも美味しそうで、どこの何? と思わせる《すぎもと》表紙の器の中の照り、アングルがにくい。冊子ではなく、充分な読み物ととらえる。
《駒形どぜう》の「どぜうなべ」、生まれて初めてどぜうと長葱とを一緒に口に入れた瞬間、舌の上でどぜうがやさしく、こんなに舌が癒されたのには、心から驚いた。弟夫婦と東京の食文化の深さに圧倒された。もちろん、サービスがいい事も美味しさを増した。
横浜市 女性 54歳

◇初めて目にした「味の味」。《田丸弥》の店先に並べられていた。食事の順番待ちの床几でひもとくと、なかなか質の高い情報誌であった。五十年以上前の学生の頃、粋がって通った東京の店(《竹葉亭》)の名を見て、その頃の恋などがわっとよみがえった七十二歳の私。
先日お茶会の帰りにおなかがすいて堀川通りの《田丸弥》の小さなウインドウの軽いお食事にひかれて店内へ。お煎餅屋さんとしか認識していなかった私は、あらら! とびっくり。多種の商品がどれも魅力的なデザインで、奥の食事室へ行くまでの目を楽しませてくれます。「にゅうめんの生ゆばのせ」、大満足で昼食に頂きました。
京都市 女性 72歳 主婦

◇「さいじき」、季節を感じる言葉がふりがなつきで紹介されるのが頭の体操になりとても良いです。秋の話題、「柿」、楽しく読ませていただきました。「味な宿」の湯原温泉《八景》は行ってみたい所になりました。
先日《神田尾張屋》へ行って来ました。おそば屋らしく店員さんがきびきびとしていて、あつあつのおそばが出て、味は少し濃いですが、美味しかったです。洋食の《香味屋》さんも雰囲気がとてもよく、お料理も美味しいです。
府中市 女性 67歳 主婦

◇先日白川山道を旅して、金沢《柴舟小出》を食べました。とても美味しく飽きの来ないお菓子です。秋に湯原温泉に旅した時、手にした冊子「味の味」、とても多彩な内容で中身の濃いのにビックリ。芸術の話、食の話、秋らしい盛り沢山の話題です。特に「柿」については良かったです。
《聖護院八ッ橋総本店》の「聖」は毎年行く京都で必ず買い求める。東京・銀座には息子もいるので次回行った時にこの「全国名店だより」の中のお店に寄ってみたいと思います。味の名宿では《八景》のすてきなおもてなしを受けて一泊した思い出が「八景」という文字を発見してよみがえって来ました。湯原に行ったらもう一泊したいです。
加古川市 女性 50歳 主婦

◇献立のレシピと作り方の後にカラー写真をのせてもらえば保存に良いのですが、味の名宿の情報をどんどん増やして下さい。《吉祥山宿》に一度行ってみたいです。
「柴舟」もいろいろなお店が出していますが、《柴舟小出》がいちばんおいしいと思っています。生姜砂糖がおしげもなくたっぷりぬられているのに甘過ぎずさっぱりした後味につい、二枚、三枚と手が出ます。
《田丸弥》の白川路のごまの香ばしさは、うす焼きせんべいのサクサクとした歯ごたえをいっそう引き立ててくれます。二軒とも神戸では売っていないので、金沢、京都まで行って買っています。行って買うのもまた楽しいものです。
神戸市 女性 47歳

◇犬養さんの野菜の話など興味深く読みました。
名古屋《いば昇》のひつまぶしは名古屋に訪れた時、必ず食べます。《カメリアイン雪椿》も一度訪れてみたいホテルです。
三鷹市 男性 67歳 会社役員

◇楽しく拝見しております。この十一月号は戸板康二さんの折口先生、久保田万太郎先生の食べものに関する楽しい思い出が二人の先生それぞれの懐かしさいっぱいに書かれていて、古きよき昔のことが浮かんでまいりました。
入江相政さんのみかんのお話も現代と思い比べて遠き日本の味をしみじみ、季候とともに思いました。よき頃の日本をしみじみ思い出しました。
現在は信じるということが難しい時代となってしまいましたが、その中でこの地の《いば昇》は昔からの味、質を保って、お店も品よくあたたかいもてなしを心掛けていて、大変結構だと存じます。以前は東京の蒸すうなぎに慣れておりましたが、いつの間にか当地に住んでこちらの焼くうなぎになじんだ今日この頃でございます。
名古屋市 女性 79歳

◇食の「ウンチク」についてもっと情報が欲しいです。
《瓢亭》にて「夕霧そば」を食しました。柚子の香りがなんとも言えず、味とその空間を楽しませていただきました。
茨木市 男性 会社員

◇「味の味」《八景》さんで久しぶりに手にとりました。犬養智子さんのエッセイは読んでいてとても楽しいです。関西大阪の方面の店が少ないのが残念です。
湯原温泉の《八景》の噂を聞いていたので、一度行きたいと思って、この十一月、バスの日帰り旅行で行って来ました。当日は雨でしたが、紅葉の中国山地をぬけて美味しいアマゴ、美作牛、野菜の焚き合わせ、土瓶蒸しなどを頂き、露店風呂もゆっくりとつかることができとても良かったです。三人の女将が「ウサギ歳」ということで、座ぶとんやノレンなどに兎をイメージしたデザインがあり、面白かった。館内も色々と趣向がこらしてあり良かったです。また訪ねてみたい宿です。
大阪市 女性 63歳 主婦

◇戸板康二のエッセイ、感慨深いものがあります。学生時代にこのエッセイではないのですが、読んだ記憶があります。《大手饅頭伊部屋》は岡山出身の私は岡山を代表する菓子と思っております。(一品のコーナー)あんの品の良さが何とも言えません。
夫の仕事の都合で日本一暑い多治見に住んでいます。柏の家にも時々帰宅しますが、いつも《知味斎》に食事に行きます。エッジのきいた味に、いつも、毎回出会えます。とても新鮮な味なのに懐かしいお味で大好きです。
多治見市 女性 46歳 パート

◇「食の安全」が問われている中で、伝統を守り、手作りの心がこもった味を追求するお店が貴重です。
今月は上旬に《小梨の湯 笹屋》を、下旬に小浜温泉《旅館國崎》を訪れ、温泉と料理を堪能しました。温泉は源泉かけ流しで最高であり、料理は「味の味」の通り、大満足でした。料理の内容は訪れた上での楽しみです。
宝塚市 女性 70歳


◇犬養智子さんの「食べてハッピー」の大ファンです。このエッセイの載っている貴誌をどこで手に入れたら良いのか分からなかったのですが、先日、地元岡山の《大手饅頭伊部屋》に行きましたところ、店内の中でひときわ目を引くやさしい色合いの貴誌にめぐりあい、ウキウキしながら帰宅しました。犬養先生のエッセイはもちろんですが、吉田あやこさんのデンマークのパンの話も面白く読ませていただきました。
八月に麻布の《グリル満天星》に行ってきました。ごはんの上に細〜く切ったシソ、その上に上質なステーキが乗って本当に美味しかったです。東京ではお盆の最中という事情もあり、なぜか美味しい店になかなかめぐり会うことが出来ず、都会=料理まずい、というレッテルを貼っていたのですが、こういう高級店にも安くて美味な食事をさせてくれるお店もあるんだなーと認識を改めました。
岡山市 女性 37歳 運送業

◇「味な塩をつくる」の中で戦国時代の徳川家康の話の中に「塩」のことが出ていましたが、なるほどと思いました。人間の身体にとって塩は使い方で味を決めるし、健康にも大切だと改めて感じました。
青年海外協力隊として行っている子供に二十時間かかって《桔梗屋》の信玄餅を持っていきました。一緒に活動している人たちにも日本の土産はとても喜ばれました。まして海外の人にも人気の信玄餅です、胸をはって渡すことが出来ました。任期まで元気に働いてきてくれることを願っている親です。
南アルプス市 女性 53歳 パート

◇「食べもの世界紀行」を読んで、デンマークに行ってみたくなった。(広島出身ですが、子供の頃甘いパンのことをデニッシュと呼んでいたことを懐かしく思い出した)
《日本橋 皆美》に時々行っている。味には満足しているので、今度は今話題のビルにあるという《銀座 皆美》にも行ってみたい。
豊島区 男性 38歳 会社員

◇「全国名店だより」を読むたびに行ってみたい! と思うのですが、利用するのは近くの《知味斎》ばかり。でも、機会があればいつかはと思っています。
柏の《知味斎》を家族でたまに利用します。卓を囲みながらの食事は楽しいものです。おいしいからなおさらです。人に勧められるお店だと自分では思っています。
我孫子市 女性 50歳 主婦

◇「遠い昔の味」を読んで、子供の頃、我が家では冬になると木の箱に入ったみかんを買っていて、みかんはもちろんのこと、木の箱の香りを思い出しました。
十二、三年前、職場の二十〜三十代の若者(独身)十名くらいで、札幌《杉ノ目》本店に行きました。最初は少し緊張していたのですが、美味しい料理とともに時間が進むにつれ、楽しく過ごすことが出来ました。良い思い出が出来、ありがとうございます。
札幌市 男性 47歳 公務員

◇「味な塩をつくる」、料理の味付けは塩加減ひとつと聞きます。男の料理教室通い六年生、料理作りを楽しんでいます。
《廣榮堂本店》の「吉備団子」、岡山に永住を決めて七年になりました。神奈川県茅ヶ崎市出身、法事、クラス会、同窓会、OB会で帰省する時は吉備団子のお土産、老若男女に喜ばれております。
岡山市 男性 66歳

◇「くらしのさいじき」は日常の生活であまり使われなくなった言葉で、日本の良さを再認識します。
月に一度程度東京に出かけることがあります。そこで参考にしているのがこのコーナーです。主に日本食が好きなのですが、先月は《竹葉亭》銀座店に行きました。落ち着いた店内、サービスは、鰻の味を一層引き立ててくれました。
阿南市 女性 60歳 主婦

◇犬養さんのエッセイ、とても楽しみです。載っているものを私も作っています。しゃれた味に感動します。広告が多い割にとても品があり、読みやすい。「復刻選」はこの誌にふさわしい。
鎌倉が近いので《豊島屋》の鳩サブレーをいつも友人に届けています。値段も手頃、中身の枚数が多いので気に入っています。
銀座に行った時は必ず《煉瓦亭》に寄ります。ランチタイムの少し前に行くと待たずに座れます。
横須賀市 女性 50歳 書道教授

◇犬養智子さんの「食べてハッピー」はいつ読んでも楽しいです。
岩室温泉の《綿綿亭 綿屋》に泊りに行ってきました。食事が楽しく、四歳の孫と一緒でしたが、子供用浴衣も可愛く楽しい時を過ごせました。入浴後にかき氷のサービスもあって孫は大喜びでした。
さいたま市 女性 57歳 看護師

◇こだわりの味、食べものについて、興味深く読ませていただきました。ゆったり、しっかり、のんびり味を楽しんでいけたらいいなと思える内容でした。
《吉祥山宿》のランチを旧友と頂きました。お店の雰囲気、まわりの自然、対応して下さった娘さん、鞍馬まで迎えに来ていただいたお店の方の温かさ、そして自然にこだわり、工夫されていたお料理、どれも充分満足することができ、ぜひ家族とまた来たいと思いました。とっても素敵なお店です。
枚方市 女性 51歳 主婦