カット:kubota tamami


味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2009.7)



◇季節に関するエッセイ、食に関するエッセイが盛りだくさんで大変読み応えがありました。
名古屋に父の墓参りに行くと「長膳」を注文し、頂いて帰ります。生前父も名古屋勤務の時よく《いば昇》でうなぎを食べていました。
関西に戻ってからは《すし萬》によく行きます。やはり清潔感のある店内と上品なお味に納得。おすすめのお寿司屋さんです。
西宮市 女性 41歳 会社員

◇俳句を始めて十年程になりますが、巻頭の「さいじき」は興味をもって読破した。今は全てが勉強の材料です。
都留文大駅前の《桔梗屋》東治郎をよく利用し、店員の応対に良い感じを持っておりますが、これからも仲間うちで話題にし通いつめたいです(句碑めぐりではお世話様でした)。
都留市 男性 75歳 農業

◇いつも楽しみにしています。「さいじき」が読みやすく楽しみです。仁多郡「美楽」の生菓子の地方発送を待っています。
《宗家くつわ堂》高松へはよく行きますが、「瓦せんべい」しか知らなくて、今回の「笑狸せんべい」はぜひ食べてみたいと思います。
「名店だより」は東京の情報を得るのにとても重宝しています。
一回に一か所しか行けませんが、次は松江の《皆美》をチェックしたいと思います。
岡山市 女性 60歳 主婦

◇「復刻選」、秋野不矩さんは浜松の美術館まで絵を観に行ったことがあります。悠久の時が流れるゆったりとした画風が心地よく、また訪れたいです。「インドの味」を綴られた文章は素朴で飾り気がなく、さらっとした印象で、好きです。
《出雲國仁多米》、以前松本清張さんの小説の舞台となった亀嵩温泉旅行をした時に頂きました。甘くてつやと粘り気があるとてもおいしいお米。帰りに五キロ買いました。魚沼産とも遜色がないくらいです。全国にはおいしいお米が色々あるんですね。
《松翁軒》のカステラはさっぱりとした甘さの食べやすいカステラ。作家の故遠藤周作さんは甘いものをあまり好まなかったそうですが《松翁軒》のカステラは好物だったそうです。
世田谷区 女性 主婦

◇加藤楸邨の記事に感銘しました。「加藤楸邨」という名を見るなり、「あれっ? まだ存命だったっけ?」と思い、読み始めました。「復刻選」ということで記事自体昭和四十五年のものでもまったく昔を感じさせない、お茶に対する思いの詰まった記事で、心が和むものでした。読後感が新茶を頂いた時のような感じです。
五月の連休中に金沢へ母と一緒に参りました。金沢に行くときはいつも《カメリアイン雪椿》へ宿泊致します。兼六園の近くの本当に静かな地にひっそりとあるこのホテル、もてなしも実に上品で大変居心地が良いのが気に入っているところです。金沢は見所、食事処など魅力一杯の地でつい欲張りに動くため、せっかく居心地の良いホテルでありながらホテルステイの時間が少ないのが残念に思える程ほっと出来るもてなしです。
西脇市 女性 42歳 公務員

◇静かで清廉な地でした。首都圏のざわついた観光地に慣れた身には、図らずも目から鱗のさわやかな感覚を味わうことが出来ました。《想古亭源内》さんには、そんな地に相応しいなにか「紬」のような奥床しさを感じました。いつかまた訪れて今度はゆっくりと留らせて頂きたいです。
山つつじの季節、湖北の史跡廻りをした折に《想古亭源内》さんでランチを頂きました。一枚ガラスでおおわれた大きな窓のあるラウンジに通されて、美しい新緑が目の前で揺れる中、前菜も鰻も近江米のご飯も、大変美味しく頂きました。
松戸市 女性 50歳 文筆業

◇久しぶりで主人と《瓢亭》でそば(ざる)を味わいました。「夕霧そば」はその名が好き。淀屋橋が親元で昔はよく行ったものです。三十九歳になる娘も同じです。あの界隈は大阪らしい雰囲気があって好きな所の一つです。
「味の味」は今回初めて拝読しました。やはり夕霧そばの《瓢亭》に心が残ります。昔から雰囲気が変わらず、従業員の方もご親切で気持ちがやわらぎます。食は材料=口ですが、人=心ではないでしょうか。調理師さんの心意気が感じられるお料理、一番素敵です。
池田市 女性 71歳 主婦

◇金丸弘美さんの「とびうお」を興味深く読ませて頂きました。地方に埋もれているものが表に出ること無く沈んで行く昨今、この様な形で活性化につながれば地方にも明るさが増し、お年寄りの生き甲斐にも繋がって行くと思い、拍手を送りたい。
五月七日に全国から五人の姉妹が集合した。例年墓参りと称する集まりで既に二十五、六年も続いている。一泊目は北海道で初めて国宝に指定された中空土偶が出土した渡島半島大船の温泉である。
この温泉でのお茶請けに持参したのが《千秋庵総本家》の「どらやき」である。本通店は我が家から徒歩三分。既に生菓子は完売。こんなわけで「どらやき」の持参となったが、お土産用の「啄木最中」を五人分予約をしたのは勿論である。我が姉妹は、毎年《千秋庵総本家》のお菓子で昔を偲んでいる。
函館市 男性 67歳

◇随所に俳句が紹介されていましたので味の楽しさと書の作品づくりにと大変役立ちました。
《駒形どぜう》《神田きくかわ》、鳩サブレーの《豊島屋》となじみの店は本当におすすめです。近いうち日本橋へ行く折にはコレド内の《鶏料理 てん》に行こうと、おすすめありがたく!
品川区 女性 67歳 書道教授

◇初めて拝見しましたが手放せず家に持ち帰り、家の物たちも興味を持っていました。
《ボンナ・カストラ》、美味しかったです。サービスもあっさりしていて良かったと思います。今度は全員集合で行ってみたいお店でした。
横浜市 男性 73歳 医師

◇四月に結婚を機に引越し、大家さんへお世話になりますという思いを込め、《会津葵》さんへと訪れ、素敵な商品を購入させて頂きました。「味の味」も初めて手にし、高級感ある表紙に思わず感動し、お料理が大好きな私は献立も参考になり、早速作ってみようと思いました。少し贅沢といえば、写真掲載もあれば、どんなイメージかわかりやすく、親しみある献立になるのでは…と感じました。
「新茶」についても日本茶と日本酒が毎日欠かせずとても大好きな私は、楽しく読みました。帰宅するとまず、日本茶をいつも頂いています。一日無事に過ごせ元気に働かせて頂けたことに感謝する時間でもあり、幸せを感じます。
《田季野》さんは地元に住んでいながらまだ一度も訪れていたことがなく、どうしても高級店なので足が遠のいていました。大変な歴史を築かれ、先人の方々のお料理に対する情熱が伝わってきます。多くの方々が訪れ、会津の魅力や人々の温かさにふれて頂けることができれば嬉しく思います。
会津若松市 女性 22歳 保育士


◇旅先の旅館で初めて手に取りました。とても色々な情報が載っていて読んでいて楽しい冊子でした。
輪島ねぶた温泉《能登の庄》は期待通り食事がとても美味でした。囲炉裏端で食べた魚介類や地元の海草など、それぞれに工夫され大満足でした。輪島塗のお椀もとても素敵でした。旅館のサービスも適度でさりげなく、中年夫婦の私たちにはぴったりでした。
北海道・芽室町 女性 56歳 主婦

◇レシピが良かった。作ってみて成功! 今後も期待しています。
《角上楼》に宿泊しました。木造建築の良さを改めて感じさせてくれる宿でした。足湯もとても良かったです。またお料理は派手さはなかったけれど、地の物を使った、細やかな手のこんだ物で、とても満足しました。貴重な宿だと思いました。
名古屋市 女性 35歳 主婦

《田丸弥》さんからこの本を送って頂き、どのページも楽しく読ませていただきました。Wフォレストさんの「詰草と針槐」、加藤楸邨さんの「新茶」のエッセイを興味深く読ませて頂きました。懐かしい花々、一度味わってみようかと思いました。また、お茶好きの私どもではお茶の記事は繰り返し読ませて頂いております。
「美楽」のタルト、こんな素晴らしいお菓子があったのかと早速注文させて頂きました。
《田丸弥》「白川路」、毎年取り寄せていただいています。本当にいいお味でお茶の友に欠かせません。
《ベルツ》のベーコン、ソーセージ、私どもの住む町に近いのでよく車でお店に行きます。ベーコン・ソーセージの味は特に忘れられない美味しさです。お店で頂く食事も美味です。
白石市 男性 88歳

◇妻と森光子さんの放浪記二千八回公演を観た帰り、銀座の《煉瓦亭》に行き、ビール、野菜サラダ、メンチカツ、ビーフシチューを注文した。従業員の方の接客もさりげなく、肩肘張らずにいつもと変わらない美味しさで大満足でした。
渋谷区 男性 67歳

◇特に「春の花を食む」が春の風情を感じられよかったです。段々と忘れられて行くような言葉もあり、四季のある日本の春を改めて認識させてくれました。
知っているお店、お宿がいくつかありました。日本料理の《皆美》が銀座に出来たのですね。とても美味しく、よく松江へ鯛めしを食べに行っていました。岡山湯原温泉《八景》さんも友人と温泉旅行へ出掛け、お料理が良かった。とても良い思い出です。
どこも名店!! この本の中からピックアップしてお出かけをまた楽しんでみたいと感じました。
高松市 女性 37歳 会社員

◇お店へ行って頂戴しました。尾崎放哉の名句に会い、ありがたく思いました。私は《冨士屋》の 「小男鹿」をお祝いに、不祝儀にと送っています。この間も友人にちょっとお世話になったので、小男鹿をお礼にすると、とても喜んでくれて「私これが一番好きなのよ」と言われ、私も嬉しくなりました。お店の人もそろっていい感じの人ばかりで、春には玄関に牡丹、芍薬、藤の花などが見られて嬉しいです。
徳島市 女性 80歳

◇長野に四十五から五十五歳まで仕事の関係で居ました間、ゆっくり信州の味を満喫しておりましたので、《竹風堂》の味が忘れられず新潟のデパートで買っています。懐かしい大門、昨年も行き、今年も七年のお参りで行きます。
月一度入浴、そして今回久々に主人と宿泊。車で一時間新潟の弥彦のとなりの《綿綿亭綿屋》。そして今晩ほど味にこだわった夕食…手の込んだ料理、お見せしたいほどの美味しさ、嬉しかったです。どうぞ是非来てみて下さい!
新潟市 女性 72歳 主婦

◇「コウノトリのお米」、お米は人間が食べる物であり、そのことゆえに味や収量が優先されてきました。しかしコウノトリのための田、環境づくりをすることが、やがては人の食べるお米へとつながっていく。私も是非食べてみたい。コウノトリの踏んだ稲穂を。
《粟國の塩》と「にがり」を使っています。数年前に師のお誘いで粟国島を訪ねて塩の出来るところを目の当たりにし、その魅力に惹かれてしまいました。季節は春。桜の便りを聞きながら《粟國の塩》で自家製の味噌を仕込む予定のゴールデンウイークです。
深川市 女性 53歳 公務員

◇いつ開いてもよい様にそばに重ねてチョッと開いては読んでいます。ありがとう。
松阪へ行った時《和田金》の牛肉を頂き美味しかった事、今でも思い出します。また行ってみたいものです。
田辺市 女性 70歳

◇献立の写真がないのが余計に出来上がりを想像しながら作ってみたくなります!
長崎《坂本屋》さんにて以前家族旅行した際に「卓袱料理」を頂きました。贅沢なひと時でした。もちろん「東坡煮」も買ってきました。美味しかったです!
鎌倉市 女性 52歳 パート

◇加藤楸邨の「新茶よりはじまる朝の空腹か」を読み、毎朝お茶を頂いている私は、味とその香りに新茶の喜びを感じています。
横浜そごう《竹葉亭》でいつもうなぎのお重を頂きます。箸ですっと切れるほど柔らかく、あっさりとした味が大好きです。落ち着いた雰囲気の中で楽しく頂けます。ありがとうございました。また行くのが楽しみです。
横浜市 女性 74歳 主婦